三毒を断つ
小満の末候_「麦秋至/ばくしゅういたる」この時候に「梅」をいただきます。
麦秋至_6月1日から6月5日
麦秋至_麦が熟して麦畑を黄金色に染めるころです。麦にとっての収穫の季節である秋としてとらえ、初夏ながら麦の秋と呼びました。
この時期の旬の魚に「べら」があります。
関東地方では聞き慣れない魚ですが、西日本、とくに瀬戸内海あたりでよく獲られる魚だそうです。
春から夏にかけてのしゅんには、その白身はクセがなく淡白で、刺身でも美味しいのですが、素焼きしたものを生姜醤油で食べるのが格別だそうです。
また、広島の郷土料理には、べらの煮付けを1晩寝かせてから焼く「はぶて焼き」というものがあるそうですが、これは聞いただけでも日本酒が進みそうです。
梅_疲労回復を早める
梅_梅はバラ科サクラ属の木になる実で、熟しても甘くならず強い酸味が特徴の果実。中国が原産とされ、日本には平産時代にはすでに入っていたとされる。重宝されるようになったのは鎌倉時代からで、戦国武将たちに貴重な薬とされていたという。
【保存の方法】梅酒用の青梅はしばらく水に漬けてアクを抜き、水気をよく拭き取って、ヘタを取り除いてから漬け込む。
【選び方】梅酒用には青い未熟果を、梅干しや梅酢用には熟度がやや進んだものを選ぶ。完熟して黄色くなったものは、砂糖と一緒に煮て梅ジャムに。
【生産地】全国の梅の収穫量の65%は南高梅で知られる生産地和歌山県。ついで6%の群馬県。
【旬の時期】5月から6月一杯までだが、南高梅は6月中旬から7月初旬まで。
【栄養】カリウム、ビタミンEを豊富に含み、有機酸も多い梅は「食べ物の毒、血液の毒、水の毒を断つ」と言われるほど殺菌力の高い果実。また、主成分とするクエン酸に、疲れの原因物質である乳酸を蓄積させずエネルギー代謝をスムースにするため疲労回復を早める働きがある。
以上、『旬の野菜の栄養辞典』より
料理のレシピは、山﨑美香料理長「梅酒の梅の使い方」などを参考にしてください。