旨味成分アミノ酸が豊富
清明の初候_「玄鳥至/つばめきたる」この時候に「ムール貝」をいただきます。
玄鳥至_4月4日から4月8日
玄鳥至_ツバメが南の空から戻ってくる頃。春の使いツバメには玄鳥(げんちょう)、乙鳥(つばくら)、天女(てんにょ)等々_と複数の別名があります。
四月八日はお釈迦様がルンピニーの花園で誕生した日です。
「灌仏会/かんぶつえ」として全国各地のお寺で行事が催されます。
花の咲き賑わう季節ですので「お花まつり」とも言われます。
お釈迦様が誕生した際に、天龍が降ってきて水をそそぎ浴びせたという伝説から、年中行事に取り入れられました。
推古天皇(554-628)時代に始まったという説と、宇多天皇(867-931)時代からという説があるようですが、どちらにせよ古い歴史があります。
ところ変われば行事の姿も変わります。
タイでは灌仏会が「ソンクラーン」という名の〝水かけ祭り〟に様変わりし、街中で住人が誰彼構わず水を掛け合います。
この期間、知らずにタイを訪れると酷い目にあいますので、ご注意を。
ムール貝_貧血予防に
ムール貝_イガイ科イガイ属。ムール貝という名称はフランスにおけるイガイ類の総称で、日本でもイガイやその仲間はムール貝として流通することが多い。現在、市場で最も多く流通しているのはムラサキイガイである。
【選び方】貝毒のリスクがあるので、産地がはっきりと明記されているものを選ぶ。使う料理にもよるが、やや小ぶりの方が使い勝手が良く食べやすい。
【生産地】広島県や宮城県、愛知県、三重県など。輸入物はフランス
【旬の時期】ムラサキイガイの産卵期は秋から初春とされており、美味しい旬の時期は7月から10月の夏から秋とされているが、産地によって旬の季節にズレがある。
【栄養】野菜や果実にはほとんど含まれないビタミンB12を豊富に含み、ビタミンB12は葉酸とともに、DNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあるとされている。また鉄分も豊富なため貧血の予防や改善に役立つ。
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
料理のレシピは、濱崎泰輔シェフ「ペスカトーレ」「アンコウのアクアパッツァ」「ムール貝に詰め物をしたオーブン焼き」「ムール貝とアサリのサフラン風味パスタ」「カレイの南イタリア風オーブン焼き」西沢健三シェフ「カチュッコ・アラ・リヴォルネーゼ」音羽創シェフ「貝のマリニエール」などを参考にしてください。