チコリ酸が肝機能を高める
冬至の次候_「麋角解/おおじかつのをおとす」この次候に「チコリー chicory/(アンディーブ endive)」をいただきます。
麋角解_12月27日から12月31日
麋角解_大鹿の角が抜け落ちて、生え変わる頃。トナカイの仲間で大鹿の角のことを糜角(びかく)と呼ぶそうです。
十二月三十一日の大晦日の前日三十日は小晦日(こつもごり)と呼ばれます。
〝つごもり〟とは月が隠れる月籠(ご)もりのことです。
月齢で数える太陰暦では毎月末日は新月のころで、〝つごもり〟となります。
ちなみに年末行事の大掃除は、小晦日の前日二十九日では九が「苦」を連想させるため二十八日までに済ませることになっていたようです。
チコリー_胃もたれ・胸焼けを防ぐ
チコリー(アンディーブ)_ヨーロッパ原産の野菜で、フランス料理で「アンディーブ」と呼ばれ馴染みがある。白菜の芯を小さくしたような形と色合いで、葉にはわずかなほろ苦さがある。
【使い方のヒント】チコリーのほろ苦さは、脂っこい肉料理と相性がよく、特有の歯応えと淡白な味の面でも肉との組み合わせが効果的なので、葉にタンパク質の摂れるハムなどを載せて食べるのも良い。
【選び方】葉の巻がしっかりとしていて、表面にみずみずしい艶のあるもの。緑色がかっているものは、鮮度が今ひとつ。
【保存の方法】乾燥と冷気に弱いので買ったその日に食べ切ること。保存が必要な場合は、きっちりとラップに包み冷蔵庫の野菜室へ。
【産地】ベルギーやオランダからの輸入が多い。国内生産はまだ少ないが、埼玉県や北海道などで栽培されている。
【旬の時期】輸入物は通年、国内産は1月から3月。
【栄養】軟白栽培の野菜に共通の特徴としてビタミンやミネラルは少なめだが、ポリフェノールと酒石酸の結合したチコリー酸は、強い抗酸化作用により肝臓の機能を高める作用がある。また、チコリー特有の香気成分や苦味成分が、胃酸の分泌を促し、消化を助けて胃もたれや胸焼けを防ぐ。
以上、『旬の野菜の栄養辞典』より