鶏肉の2倍のタンパク質
白露の次候_「鶺鴒鳴/せきれいなく」この時候に「縮緬雑魚/ちりめんじゃこ」を使った料理を。
鶺鴒鳴_9月12日から9月16日
鶺鴒鳴_恋教え鳥の鶺鴒(せきれい)が鳴き始める頃です。
9月12日から18日まで、福岡の筥崎宮で千年以上続く放生会の大祭(仲秋祭)が行われます。
筥崎宮は筥崎八幡宮とも称し、宇佐、石清水両宮とともに日本三大八幡宮に数えられます。
春の博多どんたく・夏の博多祇園山笠とならび博多三大祭りに数えられる筥崎宮放生会は「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」お祭りです。
もとは殺生を戒める仏教の儀式でしたが、合戦の続く戦国時代に、命を慈しみ、そして秋の収穫に感謝する祭りになりました。
「参考:筥崎宮HP/https://www.hakozakigu.or.jp/omatsuri/」
この大祭期間に売られる名物に〝博多ちゃんぽん〟があります。これは麺の料理ではなく、ガラスの郷土玩具〝ビードロ〟で、細いガラス管を吹くと先の半円に膨らんだガラスがポコンポコンと鳴ります。
浮世絵の喜多川歌麿の有名な『ポッピンを吹く女』で描かれている玩具です。

縮緬雑魚_イライラ予防に
縮緬雑魚(ちりめんじゃこ)_生後2から3ヶ月のかたくち鰯(いわし)を〝しらす〟というが、これを漁獲後1から2時間以内に塩茹でし干した塩乾物で水分が3から4割残ったやわらかいものを〝しらす干し〟と呼び、これがさらに乾燥して固いものが「縮緬雑魚(ちりめんじゃこ)」である。
【選び方】よく乾いて光沢があり、小さいものが良品。
【漁獲地】しらすがよく獲れるのんは兵庫県、愛知県、静岡県など。
【旬の時期】しらす漁の最盛期は5から6月と10から11月で、それぞれ春しらす、秋しらすと呼ばれる。
【栄養】カルシウムやビタミンDが豊富で、骨や歯を丈夫にするだけでなく、貧血予防や筋肉の維持などや、骨粗しょう症やイライラ予防に効果的。特に、カルシウムは100gあたり約2,200mg含まれており、牛乳と比較しても200ml瓶の10本分にも相当する。しらす干のタンパク質は鶏肉の二倍である。
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
料理のレシピは、ジョン・キョンファ先生「カナリポックム」山﨑美香料理長「千びきご飯」野﨑洋光「ブロッコリーの芯とじゃこ炒め」田村亮介シェフ「手作り食べるラー油」などを参考にしてください。