「キョンファ・スタジオ」
ジョン・キョンファ
ジャコとしし唐の炒め物
口伝
カナリポックム/ジャコとしし唐の炒め物
本日は「ミッパンチャンのカナリポックム」を作ります。
パンチャンはおかずのことで、「ミッパンチャン」で常備菜という意味になります。
「カナリポックム」のカナリはジャコのこと、そしてポックムは炒め物という意味です。
ジャコ炒めは日本でも同じようなものがあるかもしれませんが、〈カナリポックム〉は韓国で代表的な常備菜のひとつです。
〈具材の調理〉
「ジャコ」はだいたい40~50gを用意します。
「獅子唐芥子」は青唐辛子や万能ネギを小口切りにしたものでも構いません。
獅子唐芥子のヘタを取り除いて、斜めに2~3等分に知りわけます。
獅子唐芥子は切るとすぐに種の部分がどんどん黒くなってしまいますので、炒める直前に切るようにします。
「生の赤唐辛子/ゴッチュ」これはあれば是非使ってください。
粗みじん切りにして入れていただくと見た目もよろしいです。
無い場合や辛いほうがよろしい場合は、鷹の爪の輪切りを使っていただいても結構です。
〈調味料を合わせる〉
この調味料は、日本のものに比べますと甘さが少ないのですが、ご飯にはとても良く合う配合となっています。
「砂糖、醤油、日本酒、おろしニンニク、粉唐辛子、粗挽き唐辛子、すりごま」を混ぜ合わせます。
2種類の唐辛子はご用意いただければ是非お使いください。
粉引きは全体に溶けて赤くなりますが、粉引きを混ぜることで所々に赤い粒が見えてより美味しそうに見えます。
この料理を日持ちをさせたいと思われましたら、もう少し味を濃い目にしてもよろしいと思います。
この料理は一気に炒めますので、「調味料」は必ず炒める前に作っておいてください。
〈炒める〉
中火で熱したフライパンに大さじ1くらいのごま油を入れて、油が温まりましたら、「ジャコ」を入れます。
ジャコも大小様々ですので量も調整ください。
ごま油が全体に絡みましたら「獅子唐芥子」「生の赤唐辛子」「調味料」を入れます。
焦げないように火加減を調節しながら全体を絡めます。
これさえあれば、お酒の肴にも、白いご飯にもあいます。
また、おにぎりの中に入れても良いですが、その場合は獅子唐芥子よりも万能ネギの小口切りのほうがよろしいかもしれません。
出来上がりすぐを召し上がっていただいても美味しいのですが、炒め終わりましたら、必ずバットなどに広げて粗熱をとり、完全に冷ましてから密閉容器に入れて冷蔵庫に保存してください。
冷蔵庫で保存しますと、1週間から10日間ほど日持ちいたしますので、その都度器に盛り付けて召し上がってください。
〈カナリポックム/ジャコとしし唐の炒め物〉出来上がりです。
材料〈作りやすい分量〉
材料 |
ししとう 1パック(約15本)/ちりめんじゃこ 40g/赤唐辛子(※1) 1/2本/ごま油 大さじ1 |
〈A〉材料 |
しょうゆ 大さじ1/砂糖 大さじ1/2/すりごま 小さじ2/酒 小さじ1/粉唐辛子(韓国産) 小さじ1/2/粗唐辛子(韓国産) 少々/おろしにんにく 少々 |
作り方
① ししとうはヘタを取って斜め半分に切る。赤唐辛子は粗いみじん切りにする。
② フライパンでごま油を軽く熱し、中火でししとうを軽く炒め、じゃこ、赤唐辛子も加えて炒める。
③ ②に、混ぜ合わせた<A>を一気に加え、全体に味がいきわたるように手早く炒めて、器に盛る。
※1 赤唐辛子はあれば生のもの)。乾燥でも可。
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