1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

食べる精神安定剤

処暑の初候_「綿柎開く/わたのはなしべひらく」この時候に「バジル」をいただきます。

綿柎開く_8月23日から8月27日

綿の木の開花は七月から八月ですが、その後蒴果(さくか)と云う実をつけます。
この時候は、その蒴果の実を包む柎(萼/がく)が開き始める頃です。
蒴果がはじけて、中から白いコットンボールの綿花が現れたのを摘み取り、種を取り除いてから糸を紡ぐ作業に入ります。
綿は江戸時代初期に日本に伝わり、長く庶民の着物として親しまれて来ましたが、現代の日本では綿作を行なっているところは殆ど無くなり、七十二候にその名残があるだけです。

この時候に神経を鎮める効果のある「バジル」をいただきます。

バジル_高血圧を予防し改善

シソ科メボウキ属の多年草ハーブ。熱帯アジアからインド、アフリカを原産地とする。爽やかな甘い香りとかすかな苦味を持ち、イタリア料理やタイ料理にで使われる。イタリア語で「バジリコ」、日本語で「目箒(めぼうき)」と呼ばれる。
神経を鎮める作用があり、古代ギリシャ・ローマ時代には、うつ病や不眠症のための精神安定剤として使われていたと云う。

【選び方】葉の緑色が濃く、艶の良いものを選ぶ。茎の切り口がきれいなこともチェックポイントのひとつ。

【旬の時期】一年中で回るが、作付けには気温の上がる5月から6月が最適で本来の旬は7月から9月まで。

【産地】大分県など。

【保存方法】傷みが早く、冷蔵保存でも低温障害で黒ずみをおこしやすいだめ、早めに食べ切る。

【栄養】非常に多くのβーカロテン、カリウム、カルシウムを含み。相性の良いトマトと一緒に調理すれば抗酸化作用も加わり、がんや動脈硬化予防に有効。

以上、『旬の野菜の栄養辞典/エクスナレッジ刊』より