抗ストレス効果
処暑の末候_「禾乃登る/こくものすなわちみのる」この時候に「クレソン」をいただきます。
禾乃登る_9月1日から9月6日
稲の花も咲き、稲穂が日々重くなり垂れてくる候です。稲穂も色づき始めます。
この時期は野分という台風が襲ってくる時期でもあり、各地では豊作の無事を祈る祭りが催されます。
実りを現す時候ですが、本年は色々なものが狂っているように思われます。
松虫の音も未だ聞こえません。
暑さと疫病に虫たちもなりを潜めているのでしょうか。
この時候に消化促進と食欲の増進に良い「クレソン」をいただきます。
クレソン_動脈硬化の予防
アブラナ科オランダガラシ属。原産地はヨーロッパ。山地の清流がある場所に多く自生することから、英語では「ウォータークロス」と呼ばれる。彩りが良く、肉料理の」付け合わせによく使われるが、クレソンに含まれる辛味成分シニクリンに特有のほろ苦さと、ツンとくる辛味が薬味となって口の中をリフレッシュさせる。
【選び方】茎の部分が太くしっかりしているものを選ぶ。大きな葉がこんもりと密生し、濃い緑色をしているものが良い。
【旬の時期】一年を通して出回るが、4月から6月頃に多く出荷される。
【産地】山梨県、栃木県、沖縄県など。
【保存方法】水を張ったグラスに挿して、早めに食べる。
【栄養】ビタミン類やカロテンなどを多く含み。特に抗酸化ビタミンのβーカロテンやビタミンCがたっぷり。
以上、『旬の野菜の栄養辞典/エクスナレッジ刊』より
料理事例のレシピは、鈴木珠美シェフの料理塾「海老とクレソンのスープ」などをご参考ください。