そもそも「雑煮」は正月料理ではなく、室町時代に儀礼としての酒宴で出されたものが最初とされ、儀礼の前に軽く食べて胃を落ち着かせてから酒宴に入る、ための前菜であったと云います。
それがやがて歳神様に供えた餅を神棚から下ろして、鶏肉や魚介、野菜と煮て食べる正月料理となりました。
地域によって様々な「雑煮」がありますが、西日本の〝丸餅〟は鏡餅を模したもの、東日本の〝角餅〟は武士が戦場での携帯食とした名残りと云われています。
この「雑煮」の東日本と西日本の境目はどこかというと、富山県の富山と高岡の間、滋賀県の彦根と近江八幡の間、三重県は四日市と松坂の間あたり、それぞれを北から南に線を引いたものだそうです。
雑煮
江戸のお雑煮
山﨑美香料理長「江戸のお雑煮」
かつおぶしをたっぷり使った一番だしを引くことで、
シンプルながらもお正月にふさわしい贅沢なひと椀に仕上がります。
日本料理「山さき」
山﨑美香 料理長「江戸の雑煮」
小松菜と焼きもちだけのシンプルな江戸雑煮▲画像をクリックすると料理塾のレシピへ移動いたします
関東風 雑煮
髙橋有希料理長「関東風 雑煮」
関西の雑煮
浅見健二料理長「白味噌雑煮」
旬の野菜の素材をいかした白みそのお雑煮です。
お正月以外にもぜひお召し上がりください。
日本料理「銀座あさみ」
浅見健二 料理長「白味噌雑煮」
関西風雑煮を料亭の味で▲画像をクリックすると料理塾のレシピへ移動いたします