鉄分とカルシウム豊富で女性にうれしい野菜
立春の初候_「東風凍解/はるかぜこおりをとく」この時候に「小松菜/こまつな」をいただきます。
東風凍解_2月4日から2月8日
東風凍解_旧暦では新年の立春です。新しい年とともに暖かい風(東風)が吹いて川や湖の氷が溶け始めます。
二月の代表的な上生菓子といえば「鶯餅/うぐいすもち」です。
餡を包んだ求肥の両端をつまんで鶯の姿を、青きな粉をまぶして鶯の羽色を表した、春ならではの趣あるお菓子です。
青きな粉は、青えんどう豆を挽いた粉で作ったきな粉です。
奈良・大和郡山城の茶会で供されたものを気に入った豊臣秀吉が「鶯餅」と命名したという説が伝わります。
両端のつまみ方や青きな粉の色の違いで、菓子屋ごとに特徴があります。
小松菜_貧血の予防・改善に
アブラナ科。キャベツの仲間で、緑色のブロッコリーが変質したもの。地中海東部が原産地で、日本へ渡来したのは明治時代初期だが、19960年代の食生活の洋風化で急速に普及。食用にするのは花蕾と呼ばれる蕾が集まった部分。
【選び方】丈は短めで葉肉が厚く緑色が濃く、葉先まで張りのあるもの。茎がしっかりしているものを。
【旬の時期】一年中出回るが、12月から2月が旬
【産地】東京都、茨城県、福岡県、埼玉県、愛知県など。
【保存方法】水で湿らせた新聞紙に包み。ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に。鮮度が落ちやすいので早めに食べる。
【栄養】ほうれん草と鉄分の含有量は同等だが、カルシウムはその4倍を含む。特に『婦人病』と呼ばれる貧血や骨粗しょう症の予防に効果がある。また、ミネラル類や体内に入るとビタミンAに変化するβカロテンも豊富に含む。
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
料理のレシピは、音羽創シェフ「かきと生海苔のリゾット」鈴木珠美シェフ「ゆで野菜のごま塩ピーナッツ」山﨑美香料理長「江戸の雑煮」髙橋有希料理長「関東風雑煮」藪崎友宏シェフ「ビーフンの豆乳仕立て」などを参考にしてください。