「キッチン」
鈴木珠美
茹でてあえるだけ!常備菜としてもオススメ
口伝
ゆで野菜のごま塩ピーナッツ
このお料理は、日本で言う〝ほうれん草の胡麻和え〟のような料理で、違う点はゆでた野菜をタレになる「ごま」「塩」「ピーナッツ」を「砂糖」に合わせた調味料につけながら召し上がることです。
季節の旬の野菜、春菊やごぼう・人参・大根・蓮根などの根菜などで召し上がるのもおすすめです。
野菜の下処理
「小松菜」の根元を落とし、食べやすい大きさ3cmから4cmの幅に切り分けますが、茹で時間の違う茎の部分と葉の部分は別々に分けておきます。
ごま塩ピーナッツを作る
「ピーナッツ」を破れないような厚手のビニール袋に入れてスリコギなどで叩いて細かく潰します。茹でた野菜にからみやすいように、なるべく細かく砕いてください。
東南アジアでは、すり鉢とスリコギを使いますが、ご家庭にお持ちの方はお使いください。
ベトナムの市場では、すったものや粒のロースト状になった状態の「ピーナッツ」が売られています。
「ピーナッツ」を細かく砕きましたら、ボウルに入れて「すり白ごま」「塩」「砂糖」を加えてよく混ぜ合わせれば出来上がりです。
茹で野菜を作る
沸騰したお湯に、まず「小松菜の茎」の部分を入れて茎の色が鮮やかになりましたら、「小松菜の葉」の部分を入れます。
「小松菜の葉」が色良く茹で上がりましたら、すぐに湯から上げて水を切ります。
ベトナムのハノイでは〝空芯菜〟を茹でてお浸しにして、水溶性のビタミンが溶け出した栄養素がいっぱいの茹で汁も一緒にスープとして食べられています。
器に「茹でた小松菜」を盛り付けます。
「茹でた小松菜」は常温でも冷やしてもどちらでも美味しく召し上がっていただけます。
ご家庭でもう一品野菜が欲しい時などに、「ごま塩ピーナッツ」を多めに作って冷蔵庫にストックしておきますと、とても美味しい茹で野菜料理ができて重宝します。
〈ゆで野菜のごま塩ピーナッツ〉出来上がりです。
召し上がる際は、茹で野菜を「ごま塩ピーナッツ」に付けながら食べるのがベトナムスタイルです。
材料〈2人前〉
材料 |
小松菜 200g(オクラ、春菊、大根、レンコンなどでも可) |
ごま塩ピーナッツ | すりごま(白) 大さじ2/ピーナッツ 大さじ2/塩 小さじ1/2/砂糖 小さじ1/2 |
作り方
① 小松菜は根元を切り落とし、3~4cmの長さに切る。
② ピーナッツはポリ袋に入れ、めん棒などでたたき細かく砕く。又はすり鉢、ミキサーなどですり潰す。
③ ボウルに①、すりごま、塩、砂糖を入れ、混ぜ合わせる。
④ 鍋に湯を沸かし、小松菜の茎を入れ、色鮮やかになったら葉を入れさっとゆで、水気をきり器に盛り付ける。小皿に③を入れ添えたら完成。
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