「アルタムーラ」
山本 誠
鶏肉と野菜の旨みがギュッと一体化
南イタリアの温かい食卓を演出
口伝
チキンと野菜のオーブン焼き 南イタリア風
こちらの料理はオーブン料理ですが、煮込みのような料理になります。
「鶏肉」は骨つきを使いますので、ジューシーな肉汁と「ジャガイモ」や「トマト」の野菜の甘みが一体となって、とても心温まる料理だと思います。
南イタリアのプーリアではラム肉を使ったりウサギの肉を使ったりします。
具材の処理
「鶏肉」は出汁や旨味が出ますので、できれば骨付きのものをご用意ください。
大きめのボウルに、適当な大きさにカットした「鶏肉」を入れ、しっかり目に「塩」で下味をつけます。
3から4等分した「ミニトマト」を入れます。
南イタリアは「ミニトマト」が美味しいところですので、いろいろな料理に使います。
この料理も「ミニトマト」の甘みが大切です。
さらに「赤玉ねぎ(普通の玉ねぎでも構わない)」をざく切りにして加えます。
そこに、皮をむいてひし形にカットした「ジャガイモ」を入れます。
時間を短縮したい場合は、「ジャガイモ」を下茹ですると良いでしょう。
粉末にした「パルミジャーノ」と粗く刻んだ「イタリアンパセリ」を加えます。
最後に「(エキストラヴァージン)オリーブオイル」を回しがけして、刻んだ「にんにく」を入れます。
ボウルの中の具材を、肉や野菜のジュースを揉み込むように混ぜ合わせます。
オーブンで焼く
具材を、オーブンシートを敷いたバットまたは耐熱皿に、肉と野菜が均一になるように移します。
上の部分が焦げないように、アルミホイルをかぶせて蓋をします。
これを、180度から200度に設定したオーブンに1時間から1時間半入れて焼きます。
焼き上がる20分ほど前に、アルミホイルのふたを取り、焼き色を入れてからオーブンより取り出して器に盛りつけます。
器にイタリアンパセリを散らします。
チキンと野菜の旨味がギュッとひとつになった〈チキンと野菜のオーブン焼き 南イタリア風〉できました。
材料〈5人から6人前〉
材料 |
鶏もも肉(骨付き) 1㎏/塩 適量/紫玉ねぎ 小1個/ミニトマト 1パック/じゃがいも 4個/パルメザンチーズ(粉末) 大さじ3/にんにく(みじん切り) 1かけ分/イタリアンパセリ(粗みじん切り) 適量/EXVオリーブ油 適量 |
作り方
① 鶏肉は約10㎝に切り分け、大きめのボウルに入れて塩をしっかり振る。
② ミニトマトは3~4等分に切り、玉ねぎはざく切り、じゃがいもは皮をむいて一口大のくし形に切る。①のボウルに入れ、パルメザンチーズ、にんにく、イタリアンパセリ適量も加える。EXVオリーブ油を全体に回しかけ、ざっともみこむ。
③ バットまたは耐熱皿にオーブンシートを敷き、②を並べ入れる。アルミ箔でふたをして、180℃に予熱したオーブンで1時間~1時間半ほど焼く。残り20分でアルミ箔を外し、焼き色をつける。
④ 器に盛り、イタリアンパセリ適量を散らす。
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