1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

焼き餃子・水餃子の皮の作り方/飯田徹也シェフ

小暑の初候_「餃子の皮」2種類を作ります。焼き餃子と水餃子の作り方は違います。
市販の皮も美味しいですが、ご家庭で皮から作りますと、ひと味違った餃子になりますので、ぜひお試しください。

水餃子の生地を作る

「水餃子」は、食感を楽しむためにグルテン発酵を促すよう「水」で練ります。

ボウルに「薄力粉」「強力粉」「塩」を入れて軽く混ぜ合わせて馴染ませます。

「水」を加えて手で手早くまとめて、ある程度ひとつにまとまってきましたら麺台に移して、体重をかけるように練ります。

ここでしっかり練ることが、美味しい皮になる基本なので、力仕事ですけれども、体重を乗せながら〝耳たぶ〟くらいの硬さになるまでよく練ります。

多分3分くらい練れば大丈夫だと思います。耳たぶぐらいの弾力になりましたら、ラップをして10分ほど寝かせます。

寝かせることで生地がまとまって、再度練る時に練りやすくなります。

焼き餃子の生地を作る

「焼き餃子」は、パリッとした皮に仕上げるために、「熱湯」で練ることによってグルテン発酵を抑えます。

ボウルに「薄力粉」「強力粉」「塩」と、皮にツヤを出しグルテン発酵を抑えるために「油」を入れ軽く混ぜ合わせます。

ここに「熱湯」を入れて菜箸などを使って混ぜ合わせます。

粗熱が取れましたら、「水餃子の生地」同様に、手で手早くまとめて麺台に移して、体重をかけながら3分ほど良く練ります。

ラップをして寝かせますが、熱湯で練っている分「水餃子の生地」よりも多めに、20分ほど寝かせます。

「生地」は「水餃子」「焼き餃子」ともに、あまり寝かせすぎますと乾燥してしまいますので、30分ほどを目安としてください

餃子の皮を作る

ここからの作業行程は「水餃子の皮」も「焼き餃子の皮」も一緒です。

寝かせて柔らかくまとまった「生地」のラップを外してから、再度体重をかけて練ります。この練りで生地がしっかりとまとまります。

適度の分量にした「生地」を、手で棒状に伸ばします。

棒状になりましたら、1個約10グラムほどの分量に、手でちぎったりペティナイフで切り分けてください。

ご家庭でやる場合は1個1個計りながらやられると良いでしょう。

ちぎった断面を上にして、手のひらで押して円形にします。

打ち粉(強力粉)をしながら麺棒で丸く伸ばします。

中華の麺棒は、体重を乗せてしっかり押しながら使うのがコツです。よく引きながら使う方がおられますが、それですと皮が伸びません。

皮の真ん中に餡を詰めて包みますので、真ん中に少しだけ厚みを残すと、皮が破けにくくなります

伸ばした「餃子の皮」は、風邪にあたるとすぐにパリパリに乾燥してしまいますので、5枚ずつくらい作りながら餡を包むようにしてください。

濡れタオルなどを被せながら餡を包むと保ちが良くなります。

余りました「生地」は、空気に触れないようにラップに包んで冷蔵庫に保存すれば2日ほど保ちます。

料理事例のレシピは「水餃子」をご参考ください。

 

中国料理「よだれ鶏」
飯田徹也 シェフ「焼き餃子・水餃子の皮」