1. フレンチで春野菜

  2. 春中華

  3. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  4. 白菜使い

  5. 古賀純二のソース

  6. 基本の出汁野﨑洋光

  7. 雑煮 三題

  8. 江戸のおせち壱山﨑美香

  9. 江戸のおせち弐山﨑美香

  10. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  11. 髙橋雄二郎のソース

  12. 音羽創のソース

  1. 雀始巣 浅葱編

  2. 桃始笑 独活編

  3. 土脈潤起 鱵編

  4. 東風凍解 小松菜編

  5. 款冬華 カリフラワー編

  6. 芹乃栄 白子編

  7. 鱖魚群 青梗菜編

  8. 閉塞冬成 ローズマリー編

  9. 金盞香 水菜編

  10. 楓蔦黄 キャベツ編

  11. 水始涸 舞茸編

  12. 霜始降 木耳編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

蕗の薹で冬の胃を活性化

立春の初候_「東風解凍/はるかぜこおりをとかす」 この時候の旬菜「蕗の薹/ふきのとう」をいただきます。

東風解凍_2月4日から2月8日

「トウのたった〇〇」という表現をしますが、この〝トウ〟には「蕗の薹」の「薹」の字を当てるそうです
ほんの短い期間の旬のものが終わってしまう様を云いますが、本来若い女性の旬(輝く時期)に対して使うものだそうです。
蕗の薹は、酷寒の季節に地中で力を蓄え、雪を掻き分けて頭を出す山菜です。
その生命力溢れる瑞々さと清々しさが、若い女性に例えられるのでしょう。
これが味噌と和られて「ふき味噌」となると、経験を経た味わい深い大人の女性の趣となります。
この「ふき味噌」をちびちび舐めながら熱燗をいただくのが、大人の男の嗜みです。

蕗の薹/ふきのとう_苦味健胃薬/くみけんいやく

キク科の蕗のつぼみ。うろこ状の葉に幾重にも包まれている。固く締まったものを食用とする。天然物と栽培物があり、寒い地方の雪を破って出てくる蕗の薹は香りが強い。胃の運動を高め、胃の分泌物を促進するため、民間療法で「苦味健胃薬」として胃もたれの回復などに使われる。

【選び方】かたちに丸みがあり、緑色の鮮やかなもの。固く締まって開ききっていないもの。

【旬の時期】2月から3月の早春。

【産地】全国的に分布するが、福島県、群馬県、新潟県、北海道など。

【保存方法】乾燥に弱いため、水で湿らせた新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室へ、2日から3日はもつが早く食べるのが基本。

【栄養】蕗本体よりも栄養素が高く。βカロテン、カリウム、食物繊維、ビタミンEが豊富である。女性に多い貧血や便秘などの症状改善に効く。

以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より

 

ふきのとうのほろ苦さが春を感じさせる万能合わせみそです。
XO醤を加え、ご飯、生野菜、温野菜、焼いたお肉、蒸し鶏、ピータンなどとともに幅広く楽しめます。

中華料理「よだれ鷄」
飯田徹也 シェフ「中華風ふき味噌」

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