美肌効果あり
夏至の次候_「菖蒲華/あやめはなさく」この時候に「枇杷/びわ」をいただきます。
菖蒲華_6月26日から6月30日
菖蒲華_あやめが花咲く頃。この花の開花が梅雨の到来とされていました。
六月と十二月の晦日には、半年分の罪と穢れを落とす祓えの行事があります。
六月の大祓えを夏越(なご)しの祓え、十二月は年越しの祓えと呼ばれます。
夏越しの祓えでは全国の神社で茅草(ちぐさ)で作った茅の輪が建てられ、参拝客が茅の輪を廻って穢れを祓う〝茅の輪くぐり〟が行なわれます。
この夏越しの大祓えの日に食べる菓子が「水無月」です。
人々は、暑い夏日に氷を模した生菓子を食べて、心で涼みました。
当時は氷が貴重で贅沢なものでしたので、生菓子で代用したのですが、現代では生菓子の方が随分と贅沢です。
枇杷_高血圧の予防・改善に
枇杷_原産国は中国。日本での栽培は江戸中期ごろ南房総で始まり、それが江戸市中に出回る。桃栗三年柿八年と言われますが、枇杷(びわ)は12年で実をつける。
【食べ方のヒント】長く冷やすよりも食べる2時間から3時間前に冷やす方が良い。食べる前にレモンを振ると甘味が際立つ。
【保存の方法】冷やしすぎると甘みが抜けてしまうので、風通しの良い場所に常温保存。
【選び方】ヘタがしっかりとしていて、果実に張りのあるもの。表面のうぶ毛とブルームと呼ばれる白い粉が新鮮さの目印。
【産地】長崎県が第1位、千葉県が第2位、他に鹿児島県、愛媛県、香川県など。
【産地】ハウスものが3月から4月、露地ものが5月から6月下旬。
【栄養】フルーツの中ではβカロテンを豊富に含むことから、がん予防や動脈硬化予防。高血圧の改善など様々な効果が期待できる。またβカロテンは体内でビタミンAに変わり、目の粘膜を健康にして視力を保ち、老化を抑制する。
以上、『旬の野菜の栄養辞典』より