1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

クルクミンが肝機能を強化

立冬の初候_「山茶始開/つばきはじめてひらく」この時候に「鬱金(うこん)/ターメリック」をいただきます。

山茶始開_11月07日から11月11日

山茶始開_山茶花(さざんか)の花が咲く頃です。候の呼び名は〝つばき〟となっていますが、これは山茶花が属するツバキ科の総称であるためです。

旧暦の十月は亥の月、そのむかし江戸では、この亥の月の始めの亥の日にこたつを出す「こたつ開き」を行ないました。
火事の多かった江戸では、五行で亥が火を司る〝水の気〟にあたるため、亥が連なるこの日にこたつを出せば、火事が少なくなると考えられました。

また、同日に〝亥の子餅〟を食べるという風習もありました。子沢山である亥(いのしし)にあやかり子孫繁栄を祈るのと、楊貴妃が亥の年生まれであったため立身出世を願うという面もありました。
令和四年の亥の月亥の日は10月25日でしたが、和菓子屋は新暦に合わせて11月から亥の子餅を販売するところが多いようです。

鬱金/ターメリック_解毒作用と胆汁の分泌促進

ショウガ科の植物。亜熱帯アジアが原産でインド、インドネシア、タイ、中国などで栽培される。日本には平安時代中期に中国から渡来し「うこん」と呼ばれるように、〝春うこん〟と〝秋うこん〟がある。

【選び方】色艶のよいものを選ぶ。

【保存方法】乾燥に弱く一定の湿度を必要とするが、熱帯性の植物なので、〇度近い低温にさらされると、使い物にならなくなる。

【旬の時期】ほとんど粉末の状態となるので旬はないが、強いて言えば収穫期の11月から12月。

【主な生産地】圧倒的にインドからの輸入が多く、国内では沖縄県や鹿児島県の奄美諸島で栽培されている。

【栄養】ビタミンCやデンプン、カロテン、カリウムを含むが、黄色色素成分のクルクミンに解毒作用や胆汁の分泌促進する働きがある。

以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より

料理事例のレシピは、、山下敦司シェフ「フリカッセ鈴木珠美シェフ「チャー・カー」「ベトナム風お好み焼き バイン・セオなどをご参考ください。