南イタリア料理の基本はトマトソースです。
そのソースの作り方を本日はご覧いただきます。
このソースを美味しく作りませんと、色々な料理が美味しくなりません。
南イタリア料理の心臓部として、常に丁寧に作っているソースです。
「玉ねぎ」一個を薄切りにします。
鍋を火にかけて「オリーブオイル」を熱します。
「玉ねぎ」を入れて〝しんなり〟して甘味が出るまで炒めます。
火が強すぎますと、甘味も何も出ずにだただソテーしただけになりますので、「玉ねぎ」は、じっくり時間にして10分から15分弱火で炒めます。
「玉ねぎ」が炒め上がりましたら、鍋に「トマト」を入れます。
今回は「缶入りのホールトマト」を用意しました。
ムーラン(フードミル)で細かく濾して使いますが、ご家庭にムーランにはなかなか無いでしょうから、ハンドミキサーもしくは手で潰してくださっても結構です。
「ホールトマト」は粗い感じの状態に濾してください。
「トマトソース」は冷凍保存ができますので、大量に作っておくと便利です。
「トマト」を入れたら、いったん強火にし、沸いてきましたら中火にして、「塩」をふたつまみ入れます。
市販の「缶入りホールトマト」は、酸味の強いものもありますので、「玉ねぎ」を足したり、あまりにも酸っぱいようでしたら「砂糖」を加えるのもひとつの手です。
さらに鍋中を混ぜ合わせて、風味づけに「バジリコ」を入れて、さらに弱火で煮込みます。
水分が1/3程度になるくらいまで15分ほど煮込みまと、「玉ねぎ」の甘味と「ホールトマト」の旨味が凝縮されたソースができます。
「バジリコ」を取り出せば完成ですが、1時間ほどおいて「トマトソース」を馴染ませます。
さらに、冷蔵庫に保存して翌日に召し上がると、一段と美味しくなります。