苦味がクセになるゴーヤ
熱帯アジアから伝わった夏に最適の「ゴーヤ」をいただきます
ゴーヤ
ウリ科、原産地は熱帯アジアで、日本へは江戸時代に渡来、「苦瓜」「つるれいし」とも呼ばれる。独特の苦みとシャキシャキとした歯ごたえに特徴があり、ビタミンCが豊富な野菜として近年ブームに、改良が進み、苦味の少ないタイプも出回るようになった。普段、野菜として食べているのは、未熟な緑色の果実。熟して黄色くなると苦味が減り、完熟すると割れて、中心には真っ赤な果肉に包まれた種が顔をのぞかせる。完熟した果肉は非常に甘く、緑色のときとの味の違いに驚かされる。
【選び方】ツヤがあり、いぼがしっかりとしているもの。新鮮であれば苦味は少ない
【旬の時期】一年中出回るが、本来の時期は6月から8月
【産地】沖縄県をはじめ宮崎県、大分県、鹿児島県など、群馬県でも
【栄養】同じ仲間の胡瓜に比べてビタミンCが5倍含まれ、βカロチンやミネラルも豊富である。
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
ベトナム料理「Kitchen(キッチン)」
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暑い夏にもご飯がすすむ南ベトナムのスタミナ料理