効能たくさんフルーツの優等生
啓蟄の次候_「桃始笑/ももはじめてわらう」この時候に「バナナ」を頂きます。
桃始笑_3月10日から3月14日
桃始笑_桃の木に五弁の花が咲き(笑い)始める頃です。桃は、縄文時代に日本に伝わった古くから馴染みのある果実です。
三月十三日には、奈良の春日大社の例祭(大祭中で最も重要な祭祀)「春日祭」が行われます。
「春日祭」は、嘉祥2年(849年)に始まったとされ、朝廷より出発した斎女(内侍)が賀茂川で潔斎し、童女等を連れ、更に大臣や神祇官等総勢2000人の行列が祈願のため春日大社へ渡ってこられました。
年2回、旧暦の2月と11月の上の申の日が式日であったことから申祭とも呼ばれ、明治に新暦に改められると祭日は現在の3月13日に定められました。三大勅祭(葵祭、石清水祭、春日祭)の一つです。「春日大社HP」
春日祭が終わる頃、奈良に春の訪れが始まります。
バナナ_動脈硬化予防に
バショウ科バショウ属。南アジアの熱帯地方原産で、バショウになる実の総称である。栽培されている種類は数百種にのぼるという。日本には明治時代に入ってきて、大正時代になり台湾から大量に輸入されるようになった。
【選び方】斑点があるものが食べごろだが、すぐに食べない時は黒ずんだものは避ける。軸の付け根がしっかりしていて、皮が均一に黄色いもの。
【保存の方法】低温に弱いため常温での保存が原則。青いバナナはリンゴと一緒に入れておくと、エチレンガスの作用で早く熟す。
【産地】国内市場に出回るものの90%がフィリッピン産。国内では沖縄県、鹿児島県、宮崎県。岡山県では皮ごと食べられるバナナを栽培。
【旬の時期】輸入物は一年中出回る。国産ものは6月から9月が旬。
【栄養】体内でエネルギー源となる甘味成分、果糖やブドウ糖、ショ糖など。老化の抑制や動脈硬化予防に有効なビタミンC・B6、高血圧を予防するカリウム、便秘の予防効果のあるオリゴ糖などを含む。さらに最近では、バナナに免疫力を上げる働きがあることが明らかになった。
以上、『旬の野菜の栄養辞典』より
料理のレシピは、古賀純二シェフ「バナナカレー」などを参考にしてください。