低カロリーでヘルシー
雨水の末候_「草木萌動/そうもくもえうごく」この時候に「もやし」を頂きます。
草木萌動_2月23日から2月27日
草木萌動_冬の間蓄えられていた生命の息吹が、草木の目吹きといて外にその姿を表す頃です。
雨水も末候のころになると、野山に春の気配を感じる日々が少しづつ増えてきます。
やがて草木の芽吹きとなり、萌え動く季節が待ち遠しく思う時候です。
昨年11月に亡くなった詩人の谷川俊太郎の詩は、下記の作品のように、平易な言葉の中に豊かな情景を感じさせるのが特徴です。
『ののはな』
はなのののはな
はなのななあに
なずななのはな
なもないのばな
私が小学生の頃テレビで放映されていた手塚治虫の『鉄腕アトム/高井達雄』『ビッグX/作曲:冨田勲』の主題歌も谷川俊太郎の作詞でした_なつかしい。
もやし_風邪や感染症予防に
現在、日本では、緑豆やブラックマッペ、大豆を種子とするもやしが主に生産されていて、水だけで育てる安心安全な工場野菜と言われる。それぞれ特徴があり、料理や地域によって使い分けされている。平安時代に書かれた、日本で最も古い薬草の本「本草和名」(ホンゾウワミョウ)に「毛也之」(モヤシ)として 紹介されており、薬用として栽培されていたという話がある。
【選び方】ヒゲ根が茶色くなっているのは、鮮度が悪い証拠。丈は短めの方が味が良く栄養価も優れている。茎が白く透明感があるものを選ぶ。
【保存の方法】鮮度が落ちやすく、ビタミンCの目減りが早いので、使うその日に買って食べ切るのがベスト。保存は野菜室ではなく冷蔵庫へ。
【産地】栃木県、福島県、神奈川県が1・2・3位であるが、全国的に栽培される。
【旬の時期】通年。もやしは季節・天候に左右されず安定的に生産される。
【栄養】食物繊維の供給源となるほか、良質な植物性タンパク質(豆の部分)、ビタミンB1・B2、カルシウム、鉄、養蚕などを含む。また、発芽することによって、豆本体にはほとんどなかったビタミンCが増えるのが特徴。
以上、『旬の野菜の栄養辞典』より
料理のレシピは、ジョン・キョンファ先生「ナムル5種」「ピビンパブ」「ユッケジャン」鈴木珠美シェフ「バイン・セオ ベトナム風お好み焼き」田村亮介シェフ「豆もやしと搾菜の豆板醤和え」などを参考にしてください。