脂肪少なく低カロリー
関西地方で「半夏生」に豊作を祈って食される「蛸/たこ」をいただきます
蛸/たこ
軟体動物の頭足類、世界に約250種、日本近海には約60種が棲息し、日本で食用にするのは「真蛸」「水蛸」「飯蛸/いいだこ」「柳蛸」など。一番多いのは真蛸で、体長は胴と腕を合わせて60cmほど。沿岸の岩礁に棲み、蛸類では味のいい種類で、大阪名物「たこ焼き」に使うなど、特に関西では欠かせない素材。
【選び方】活けの真蛸は表面が暗緑褐色で、細かい網模様が浮き出て、吸盤が絡み付くものを、煮蛸、ゆで蛸は弾力があり、表面にぬめりがないものが良品
【旬の時期】地域により産卵期が異なり通年出回るが、夏によく使われる
【産地】タコ全体で北海道、兵庫県、香川県など、真蛸は関東で久里浜、関西で明石など、水蛸は三陸や北海道の太平洋側、アフかからの輸入も
【栄養】脂肪分が少なく低カロリー、コレステロールは多いが、コレステロールや血圧を下げる働きのあるタウリンも豊富
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
日本料理「分とく山」
野﨑洋光 料理長「たことそら豆のサラダ」
いろいろな食感を味わえるサラダに香味風ドレッシングをかけて