枝豆を優雅にフレンチでいただく
8月1日/八月朔日_八朔。この時期の旬菜「枝豆/えだまめ」をフレンチでいただきます。
八朔_田の実の節句
朔は一日のことです。八月の一日で「八朔」。昔の日本には、この日に親しい人へ早稲の穂を贈るという風習がありました。
田の早稲の穂(実)を贈ることから「田の実の節句」とも呼ばれ、これが『頼み』との語呂合わせから日頃の御礼をするという意味合いも持つようになりました。
京都の舞妓さんや芸妓さんは「八朔」のこの日に、芸事のお師匠さんやお茶屋さんを黒紋付で廻り、日頃の御礼のご挨拶をします_夏の京都の風物詩です。
枝豆
マメ科。枝豆は大豆を熟す前に早採りしたもの。中国北部原産の大豆は弥生時代には日本に渡来していたが、枝豆として食べられ始めたのは平安時代から、別名「あぜ豆」「さや豆」、東北地方では「じんだ豆」と呼ばれる。鮮度落ちが早く、時間が経つと甘みも風味も半減するので、手間はかかっても枝付きを求め、買ったら早めに茹でると良い。最近はブランド化が進み、人気を博していて、山形県「だだ茶豆」、新潟県「茶豆」はいずれも薄皮が茶色、兵庫県の「黒枝豆」は粒が大きく黒っぽい色をしている。
【選び方】枝にさやがびっしり付き、ふっくらして産毛がついているものを
【旬の時期】6月から10月に出回り、旬は7月から9月。黒豆の枝豆は9月に出る
【産地】生産量が多いのは千葉県、北海道、山形県
【栄養】タンパク質やビタミンB1、カルシウムが多く、大豆にはないビタミンCも含み栄養価が高く、更年期障害の緩和に有効なイソフラボンも含む
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
フランス料理「ル・スプートニク」
髙橋雄二郎 シェフ「枝豆のチュロス」
パーティーにぴったり!枝豆の彩りと風味豊かな人気のチュロス