油と相性が良く、脂肪を燃焼させる
小暑の次候「蓮始開/はすはじめてひらく」_蓮の蕾がゆっくりと花開くときですが、蓮の花は開いてから四日ほどで儚く散ってしまいます。そんな時候に「獅子唐芥子/ししとうがらし」をいただきます。
獅子唐芥子/ししとうがらし
ナス科。南米産の唐辛子の一種で、絡みの少ない甘味種。「しし唐(とう)」と呼ばれることも多い。ピーマンの仲間で、果実の先端に凸凹があって獅子の頭に似ていることから、この名がついた。同じ甘味種の「万願寺(まんがんじ)唐辛子」や「伏見唐辛子」は京野菜の一種で、近年人気。ほかに葉を食用とする辛味種の「葉唐辛子」もある。
【選び方】緑色が濃く、全体に張りとツヤのあるものが新鮮。しっかり固いものが美味しく。大きくなりすぎて柔らかいものは歯ごたえに欠ける。
【旬の時期】一年中出回るが、6月から8月が旬
【産地】高知県、千葉県、和歌山県、宮崎県など
【栄養】免疫機能を高めるビタミンC・Eに加えてβカロテンを多く含み。全体的に栄養価が高く、食物繊維の含有量も多い
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
日本料理「ヒカリヤ」
髙橋有希 料理長「しし唐の焼き浸し」
しし唐をいただくのに手軽で美味しいシェフいち押しの一皿
韓国料理「キョンファ・スタジオ」
ジョン・キョンファ料理長「カナリポックム/ジャコとしし唐の炒め物」
これさえあれば、お酒の肴にも、白いご飯にも、おにぎりの具にも合う