ストレスを鎮める
処暑の初候_「綿柎開/わたのはなしべひらく」この時候に「酢橘/すだち」をいただきます。
綿柎開_8月22日から8月26日
綿柎開_綿の実を包む萼(がく)が開き、綿摘みが始まる頃です。
茨城県つくばみらい市の祭り「伊奈の綱火」が8月24日に小張愛宕神社、翌25日に高岡愛宕神社で行なわれます。
「綱火」は、あやつり人形と仕掛け花火を結合し、空中に張りめぐらせた綱を操作し、囃子に合わせて人形を操る伝統芸能です。
別名「三本綱」「からくり人形仕掛け花火」とも称されます。
小張松下流と高岡流の二流派が伝わっていて、 昭和51年(1976)に国の重要無形民俗文化財の指定を受けました。
二流のうち小張松下流は、からくり人形を好んだ小張城主の松下石見守重綱(いわみのかみしげつな)が考案したとされ、花火は火薬の調合を伝授された家臣、大橋家が受け継いできたということです。
〈つくばみらい市観光協会HPより〉
この時候には、全国各地で「雨乞い、虫送り、夏の祓」を祈る同様の祭りが開催されます。
酢橘_老化を抑制
酢橘_みかん科の常緑小高木。柚子の禁酒で近縁で、果実は小さく平球形。「酢の橘(たちばな)」と呼ばれたものが変化して「すだち」となったと言われる。多汁で酸味が強く、独特の芳香がある。食欲を誘うさっぱりとした香りと酸味で、特に鍋や焼き魚などとの相性が良い。
【選び方】熟しかけて黄色味をおびているものは、香りがやや弱い。表面が滑らかで凸凹が少なくキレイな緑色をしているものが上級品。
【保存方法】ポリ袋に入れて、空気をよく抜いてから冷蔵庫で、たくさんある場合には絞り汁を製氷皿に入れて、冷凍保存に。
【旬の時期】露地物は8月中旬から9月中旬。ハウスものは3月頃から収穫される。
【産地】徳島県の特産品。
【栄養】酸味にクエン酸が含まれ疲労回復効果や食欲増進、消化酵素の分泌を促す効果がある。乳酸の蓄積を抑える作用もある。香り成分のリモネンには神経を休める作用があり、ストレスを鎮めて気分をリフレッシュさせるのに有効。
以上、『旬の野菜の栄養辞典』より
料理のレシピは、野﨑洋光料理長「タイの昆布締め」「和風ローストビーフ」などを参考にしてください。