穀物酢を活かす
処暑の末候_「禾乃登る/こくもの すなわち みのる」この時候に穀物酢を使った「土佐酢アレンジ3種」をご紹介します。
禾乃登る_9月2日から9月7日
「禾乃登る」の「禾/のぎ」は、稲などの穂先に生えている毛のことですが、それが稲をはじめとする麦・粟(あわ)・稗(ひえ)などの穀物全体を指す言葉となりました。
中国の古書『魏志倭人伝』によれば日本の呼称は「倭/ワイ・やまと」となっています。
「倭」の文字は人偏に「委」と書きますが、白川静の『字通/平凡社』によれば「委」とは、稲魂(禾)を被って低く舞う女を表していると云います。
日本の古い呼称が、「人偏に稲魂(禾)を被っている女」であったということは、稲作と我が祖国が、いにしえより深く繋がっていたということを、思い知らされます。
その末裔である現代の日本人が、〝米の飯〟をあまり食べなってしまったのは、どうしたことでしょうか。
穀物の酢を使った「分とく山」野﨑料理長「土佐酢のアレンジ3種」をご紹介します。
日本料理「分とく山」
野﨑洋光 料理長「土佐酢アレンジ3種」
いつもの酢の物が三変化!ココロもカラダも満足する贅沢な副菜