優しい甘みを活かして
処暑の次候_「天地始粛/てんちはじめてさむし」 この時候の旬菜「無花果/いちじく」をいただきます。
天地始粛_8月28日から9月1日
野の草木を分けるように吹き荒れる台風の風をあらわす「野分/のわき」、この野分を鎮めるかのように例年八月の最終土曜日に秋田県大仙市で開催されるのが「大曲の花火」として知られる『大曲全国花火競技大会』です。令和元年の本年は8月31日に行われました。1910年(明治43年)8月26日から催され今年で93回を数える歴史ある花火大会です。
天地が始めて涼しさを感じる時候に、夏を打ち止めするかのように東北の地で花火が乱舞します。
無花果のお料理「髙橋有希料理長/いちじくの白和え」と「浅見健二料理長/無花果の冷やしふろふき」をご紹介します。
無花果/いちじく_便秘予防、大腸ガンの予防にも
日本へは江戸時代に薬用として伝わったとされる。春から夏にかけて花嚢の中に白い花を無数に咲かせて実を結ぶが、外からは見えないために「花の無い果実_無花果」と呼ばれるようになった。
欧米では乾燥したものを使うことが多い。
【選び方】完熟しているものは、皮の赤味が濃く、香りが立っている。お尻の部分が裂けているものは、熟しすぎの場合がある
【保存方法】完熟後は日持ちがしないので、保存袋などに入れ冷蔵庫の野菜室などで保管するか、シロップ漬けやジャムに
【旬の時期】晩夏八月の終わりから、初秋十月にかけて
【栄養】ビタミンE、カリウム、カルシウムに加え食物繊維の一種である水溶性のペクチンを多く含む
日本料理「銀座あさみ」
浅見健二 料理長「無花果の冷やしふろふき」
白味噌と青柚子の香りが爽やかな〈無花果の冷やしふろふき〉
日本料理「ヒカリヤ」
髙橋有希 料理長「いちじくの白和え」
季節のフルーツで楽しめる〈いちじくとマスカットの白和え〉