寿司飯
寿司酢は作り置く
〈ご飯を炊く〉
洗ってから15分間浸水して、ザルで15分間さらした「米」を炊飯器で炊きます。
すし酢が入りますので「水」は米2合に対し320mlの少なめ分量にします。
15分間浸水していますので、炊飯器の設定は〝早炊き〟に設定してください。
〈寿司酢〉
「寿司酢」を作ります。一升を作る場合は下記のような配合になります。
|
酢 |
砂糖 |
塩 |
握り寿司 |
180g |
90g |
45g |
ちらし寿司 |
180g |
120g |
50g |
バッテラ |
180g |
150g |
50g |
「ちらし寿司」は「握り寿司」よりも甘めの酢飯にします。それは「握り寿司」のように醤油を漬けて食べないので「甘み」が旨味になります。
バッテラのように日持ちさせようとするものには、より甘めの酢飯にします。
しかし、下記のように2合の場合など、分量が細かくなり意外に難しいものです。
|
酢 |
砂糖 |
塩 |
握り寿司 |
36cc |
18g |
10g |
ちらし寿司 |
36cc |
24g |
10g |
バッテラ |
36cc |
30g |
10g |
ご家庭で、「握り寿司」や「バッテラ」をお作りになることはほとんどないでしょうから、一升分の「ちらし寿司」用の「寿司酢」を作って、保存しておくのがよろしいかと思います。
ボウルに「酢180cc」「砂糖120g」「塩50g」を入れて、「砂糖」が十分に溶けるまで、酢気が飛ばないように、よくかき混ぜます。
混ぜ合わせた「寿司酢」は、密封保存容器に入れていただきますと常温で保存しても日持ちします。
これで「寿司酢」は「米1合」に対して〝大さじ2強〟、「米2合」でしたら〝大さじ5〟を混ぜれば「寿司飯」が簡単にできるわけです。
薬味
苦味・酸味・香ばしさ
〈薬味の準備〉
「生姜」と「大葉」、「すりごま」を用意して「寿司飯」の薬味とします。
薬味を加えることで「寿司飯」に酸味、苦味、香ばしさが加わり、一段と美味しくなります。
みじん切りにした「生姜」と「大葉」を合わせて水にさらしてからザルに取り、「すりごま」と混ぜ合わせます。
〈寿司飯をあわせる〉
炊きたての「ご飯」に、「寿司酢」と「生姜」「大葉」「いりごま」の「薬味」を混ぜ合わせます。
寿司屋のように一升も2升も合わせるわけではありませんので、すし桶などを用意するよりも炊飯器の釜の中で合わせたほうが簡単です。
炊飯器の釜はテフロン加工ですので滑りが良くて、「寿司酢」「薬味」と合わせやすく「寿司飯」を簡単に混ぜ合わせることができます。
混ぜ合わせた「寿司飯」は、必ずバットにあけて平らにならし冷まします。寿司屋のように量が多いと粘りが出てしまいますので、団扇で扇ぎますが、量がそれほど多くないので団扇で扇ぐ必要はありません。
この時バットの下に箸を置くと、熱の逃げ場所ができて早く冷めますし、濡らして絞ったサラシや濡れ布巾を被せておきますと、乾燥するのを防げます。
材料/米2合分
寿司飯 |
米 2合/水 320ml/寿司酢 大さじ5 〈寿司酢〉酢 180ml/砂糖 120g/塩 50g
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薬味 |
生姜(みじん切り) 30g/大葉(みじん切り) 10枚/いりごま(白) 大さじ3
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