1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 基本の出汁野﨑洋光

  8. 古賀純二のソース

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 蚯蚓出る 切り干し大根編

  2. 霜止出苗 アンチョビ編

  3. 鴻雁北 蕨編

  4. 雀始巣 浅葱編

  5. 土脈潤起 鱵編

  6. 桃始笑 独活編

  7. 東風凍解 小松菜編

  8. 款冬華 カリフラワー編

  9. 芹乃栄 白子編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 鱖魚群 青梗菜編

  12. 金盞香 水菜編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

元々は薬草

秋分の初候_「雷乃収声/かみなりすなわちこえをおさむ」この時候に「韮/にら」をいただきます。

雷乃収声_9月22日から9月26日韮

夏の間、夕立と共に鳴り響いていた雷が鳴らなくなり、もくもくの入道雲がうろこの形をした鰯雲へと変化します。
お彼岸に室礼われる「彼岸花」ですが、別名「曼珠沙華/まんじゅしゃげ」とも呼ばれ、一本の茎に六つばかりの花を咲かせます。
そのむかし、この彼岸花の根を水に晒して毒抜きしたものが飢饉の際の非常食となったようです。
現在のイメージとはまた違った一面を持った花です。

この時候に疲労回復と風邪の予防に効く「韮」をいただきます。

韮/にら_老化抑制と疲労回復

ユリ科の多年草。中国西部から東アジアにかけて広く栽培されてきた。薬用として古い歴史を持つ香辛野菜。日本でも『古事記』や『万葉集』にも登場するほど古くから親しまれてきたが、長らく薬用として食べられ、野菜として栽培され出したのは明治時代に入ってからである。

【選び方】葉が真っ直ぐに伸び、ピンとした張りと艶があるもの、茎は根元の切り口がみずみずしく、適度な弾力があるほうが甘味に優れる。

【旬の時期】一年を通して出回るが、冬が旬である。

【産地】高知県、栃木県、茨城県、宮崎県、北海道など。

【保存方法】鮮度が落ちやすいので早めに食べる。冷蔵庫には水で湿らせた新聞紙に包み野菜室に。

【栄養】体内でビタミンAに変わるβカロテン、やビタミンB群、C,E,Kを豊富に含み、これらの相乗効果でがんや老化抑制、風邪の予防、疲労回復など広い範囲にわたって健康効果を発揮する。

以上、『旬の野菜の栄養辞典/エクスナレッジ刊』より

 

料理事例のレシピは、飯田徹也シェフの料理塾「海老ニラ饅頭などをご参考ください。