豊富なビタミンCでウイルスに対抗
白露の末候_「玄鳥去/つばめさる」この時候に「ブロッコリー」をいただきます。
玄鳥去_9月17日から9月21日
玄鳥去_燕は去って秋を知らせ、鴨は戻って冬の訪れを告げ、燕が再び戻って来た時が冬の終わりとなります。
この頃に咲くのが真っ赤な鶏頭の花です。その鮮やかな赤が、黄ばみ始めた木々の葉の中でより一層華やいで見えます。
この時候にがん予防や認知症、またウィルスに対抗する効果のある「ブロッコリー」をいただきます。
ブロッコリー_がん予防・認知症予防に
アブラナ科 原産地は西地中海で、野生のキャベツを改良したもの。日本へ入ったのは明治初期だが定着せず。1960年代になって普及。栄養価に富むため、健康志向に乗って最近ではカリフラワーよりも人気が高い。口にしたときのホロリとほぐれるような食感に魅力がある。
【選び方】全体に緑色が濃く、花蕾はこんもりと丸く引き締まったものを、切り口がきれいなものが新鮮。
【旬の時期】一年中出回るが旬は11月。
【産地】北海道、愛知県、埼玉県、香川県など。
【保存方法】日が経つと栄養素が失われるので早めに食べる。冷蔵庫に保存する場合は茎を下にして。
【栄養】ビタミンCが豊富でレモンを上回り、βカロテンも豊かで抗酸化作用に優れた栄養価の高い野菜。
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
料理事例のレシピは、古賀純二シェフの料理塾「クリームシチュー」、野崎洋光料理長「ブロッコリー胡麻汁粉」、田村亮介シェフ「ブロッコリーのカニ肉餡かけ」、秋元さくらシェフ「エビとブロッコリーのアヒージョ」などをご参考ください。