1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

ビタミンとミネラルを補う

清明の末候_「虹始見/にじはじめてあらわる」この時候に「芹/せり」をいただきます。

虹始見_4月20日から4月24日

虹始見_雨上がりに初めて虹がかかる頃、夏にかけて夕立の後に多く見られるようになります。

春が深まると、湿度が高まりますので、きれいな虹を見ることができるようになります。
虹の文字が虫偏であるのは、昔の人が空にかかる虹のことを〝大きな蛇/竜〟と見立てたためです。

白川静の『字通/平凡社』によれば、「虹の字の〝工〟は、左右にわたってそりのあるもので、虹の胴体と考えられている部分はその形。左右両頭のものとされ。虹は竜形の獣とされた」とあります。

霧の中にかかる白い虹を〝白虹(しろにじ)〟月明かりに浮かぶ淡い虹を〝月虹(つきにじ)〟と呼ぶそうですが、どちらも運良く見てみたいものです。

芹_リュウマチの症状緩和に

セリ科。古くは「万葉集」などでも詠まれた。日本原産の野菜、湿地に〝競り合って密生する〟ため〝せり〟の名前に、アクを含んだ野趣豊かな香りと苦み、シャキシャキとした歯ごたえは、春の訪れを知らせる。「春の七草」のひとつ。

【選び方】緑色が美しく、茎がシャッキとしているもの。茎が太いものより、細い方が歯ごたえを楽しめる。

【旬の時期】栽培物は夏以外年中出回るが、味が濃くなるのは1月から2月、野生のものは2月から3月頃だけの野菜。

【産地】茨城県、宮城県、大分県、秋田県など。

【保存方法】水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙で根元の部分を包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で立てて保存。

【栄養】βカロテンを非常に多く含み、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンKなどのビタミン類と、カリウム、鉄を中心にミネラルも多く含む。

以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より

料理事例のレシピは、鈴木珠美シェフ「ひき肉とセリのスープ」、小薇シェフ「芹と厚揚げの塩炒め」、浅見健二料理長「あさりと長せりと薄揚げのにびたしなどをご参考ください。