1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

古代からの栄養食

小寒の末候_「雉始雊/きじはじめてなく」この時候に「小豆/あずき」をいただきます。

雉始雊_1月15日から1月19日

雉始雊_雄のキジが求愛の音で鳴き始める頃です。

1月の15日は「小正月」です。旧暦では、新年で初めて満月を迎える日になり、本来この日までを「松の内」と言いました。
小正月には、〝小豆粥〟をいただきます。冬至にも同じく小豆粥をいただきますが、冬至の小豆粥が小豆と米だけなのに対し、小正月の小豆粥には餅が入ります。
平安時代の宮中では、小正月に〝米、小豆、粟(あわ)、ごま、黍(きび)、稗(ひえ)、ムツオレグサ〟の七種粥を食べたそうですので、これが形を変えて小豆粥として伝わったのでしょうか。

小豆_コレステロールの上昇抑制に

マメ科、原産地は日本を含む極東アジア。中国、日本、朝鮮半島では赤い色に霊力があり、薬効があるとして重要視された。中でも日本では、年中行事や祝いごとに「小豆粥」や「おはぎ」「赤飯」を食べるなどして特別に大切にしてきた。

【選び方】なるべく新しいものを選び、粒が揃って、赤色が濃くてシワがなく光沢のあるものが良品

【旬の時期】新豆が出回るのは11月から一月頃。

【産地】北海道が9割を占め、兵庫県、京都府なども。「十勝小豆」は普通小豆のブランドで、他に兵庫県の「丹波大納言」、石川県の「能登大納言」も名高い。

【保存の方法】湿気を嫌うため、紙袋に入れて風通しの良い場所に保存。食べ切れない時はあんこに煮て冷凍保存する。

【栄養】35%がタンパク質で、必須アミノ酸、ビタミンB1、カリウム、鉄をバランスよく含む。また、外皮に含まれるサボニンは利尿を促したり、血液中コレステロールを排出して血液を浄化する作用がある。

以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より

料理事例のレシピは、浅見健二料理長「蓮根のいとこ煮」髙橋有希料理長「南瓜のいとこ煮などをご参考ください。