〈炊飯器を使った火入れ〉
ご飯のジャー(炊飯器)と言いますと、ご飯を炊くときにしか使わないイメージがありますが、保温の機能で70度くらいの熱を保つことができます。
これは、料理の際に色々な活用の仕方がありまして、魚や肉の火入れや、生卵で〈温泉玉子〉を作るのに非常に適しています。
みなさんは、70度で火入れをするというと、火が入っていないのでは、生ではないのかなどと思われるかもしれませんが、
たんぱく質が凝固する温度は肉だと53度くらいで火が入り、安全に召し上がっていただけます。
気になる方は、表面だけ炙っていただくだけでも美味しく、香りも良く召し上がっていただけます。
肉は53度くらいで低温調理しますと非常にしっとり出来上がりますし、栄養素も抜けにくくなります。
肉の芯温を53度くらいに保つことでジューシーに美味しくいただけます。
肉だけではなくて、白身魚などもしっとり美味しく仕上がります。
塊の肉に火を入れる場合などは、コンロなどではずっと確認していなければなりませんが、炊飯器を使うことで安全に、テレビを観たり本を読みながらでも安心して火入れができます。
70度という温度を電気で保ちますので、一気に温度が上がることもなく安全です。
ぜひご家庭でお試しいただければと思います。