脳細胞を活性化させる
小雪の末候_「橘始黄/たちばなはじめてきなり」この時候に「鮭/しゃけ・さけ・サーモン」を頂きます。
橘始黄_12月2日から12月6日
橘始黄_橘の実が徐々に鮮やかな黄色に色づく頃です。葉は冬にも青々としており、万葉集にも歌われています。
12月4日、大分県の豊後大野市で建久年間(12世紀末)から始まり800年以上続く奇祭「ひょうたん祭り」が行われました。
柴山八幡社(豊後大野市千歳町)の霜月祭は、一般に「ひょうたん祭り」または「ひょうたんさま」と呼ばれます。
祭礼では、古武士の行列を擬した一行が里へと繰り出しますが、その先頭を行くのが〝ひょうたん様〟です。
〝ひょうたん様〟は派手な衣装で、頭に長さ80センチのひょうたんを載せ、足には長さ1.2メートル・重さ8キロほどの巨大な草鞋(わらじ)を履きます。
芝の杖を突いてはいますが、巨大な草鞋ゆえ1人では歩けず、両側に介添えが付きます。
介添えが「よいしょ」「よいしょ」「ひょうたん様のお通りだ!」の掛け声で、草履に結んだ紐を引っ張りながら一歩一歩あゆみますので、1km進むのに2時間ほどかかります。
沿道に集まった参拝者たちは、ひょうたん様が首から下げた瓢箪からお神酒をいただくと、1年間無病息災で過ごせると競ってちょうだいします。
「大分遺産HP/ひょうたん祭」
鮭_免疫力を向上させる
鮭_サケ科。国産の天然の鮭とは一般に「白鮭」のことを指すが、「紅鮭」「銀鮭」「樺太鱒」「桜鱒」「ますのすけ」を加えた6種をいうこともある。川で生まれた稚魚が川を下って海で成長し、成熟すると産卵のため再び川に戻るという「母川回帰(ぼせんかいき)」の性質を持つ。
【選び方】切り身はふっくらし、皮が光っているもの。
【旬の時期】一般に秋。ときしらずは春から夏にかけて。
【産地】北海道、岩手県、宮城県、青森県。また、新潟県の三面(みおもて)川は鮭養殖の始まりの地。
【栄養】ビタミンD、E、B1、B6、B12などのB群は糖質や脂質とタンパク質をエネルギーに変換する。抗酸化作用のあるアスタキサンチン、皮にはコラーゲンが豊富。また鮭の含DHAやEPAには、脳細胞を活性化し、記憶力を向上させる効果が期待できる。
以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より
料理のレシピは、野﨑洋光「鮭の塩焼き」田村亮介シェフ「焼き鮭 色々キノコの四川辛味ソース」秋元さくらシェフ「三種のカナペ」山下敦司シェフ「サーモンリエット」「サーモンのポーピエット」音羽創シェフ「大根のフランと大根とスモークサーモンのサラダ」などを参考にしてください。