1. 海苔の香を楽しむ一皿

  2. みかんがアクセント

  3. きのこの味覚えのきたけ

  4. 花を散らす

  5. 葡萄の味

  6. 蕪を味わう

  7. 和でない大葉

  8. 和は大葉

  9. フレンチのローリエ使い

  10. ミント添えのベトナミーズ

  11. ブロッコリー菜菜

  12. フレンチでブロッコリー

  1. 山茶始開 海苔編

  2. 蟋蟀戸在 温州蜜柑編

  3. 鴻雁来 榎茸編

  4. 雷乃声収 食用菊編

  5. 草露白 葡萄編

  6. 綿柎開 酢橘編

  7. 大雨時行 糸瓜編

  8. 乃東枯 ミント編

  9. 桐始花結 ディル編

  10. 菖蒲華 月桂樹編

  11. 蟷螂生 ぜんまい編

  12. 麦秋至 鮎編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

骨粗しょう症予防に

大雪の末候_「鱖魚群 /さけのうおむらがる」この時候に「ズッキーニ」をいただきます。

鱖魚群_12月17日から12月21日

鱖魚群 (さけのうおむらがる)_鮭が川を遡上する頃。

鮭は、一年から五年を過ごし育ちますが、産卵のために自分の生まれた川へと里帰りします。
長く海で生活した後でも、鮭はその鋭い嗅覚により、自分の生まれた川に必ず戻ってきます。

この鮭の迫力ある遡上は、北国の冬を代表する光景のひとつとなっています。

産卵のためまったく食物も摂らず一心不乱に遡上する鮭は、その役目を終えると力尽きます。

こうして鮭は、次の命を育んでいますが、運悪く人間に捕獲されてしまうと、鮭卵は私たちの食卓にご馳走としてのってしまうのです。

ありがたく、いただきます—げに、罪深きは人間かな

この時候に、旬は夏ですが一年中出回るズッキーニをいただきます。

ズッキーニ_高血圧予防に効果的

ウリ科カボチャ属。イタリア語で「小さなかぼちゃ」を意味するズッキーニは、かぼちゃが北アメリカ南部から16世紀頃欧州に渡った後、イタリアで改良されてきゅうりの形に似たズッキーニが19世紀後半に誕生したとされる。日本で普及し始めたのは1980年頃からで和名はウリカボチャ。

【選び方】皮の表面に光沢があり、下手の切り口がみずみずしいもの。皮の色が黄色いものは、柔らかくて匂いが少ないのでサラダに向く。

【旬の時期】6月から9月が旬であるが、一年を通して流通する。

【産地】長野県、宮崎県、群馬県。

【保存方法】太いものは果肉が固いので、ほどほどのものをラップに包んで冷蔵庫保存。

【栄養】カリウムを多く含み。βカロテンやビタミンCなどのビタミン群も含む。特にビタミンKは、吸収されたカルシウムを骨に取り込むのを助けるので骨粗しょう症の予防に役立つ。

以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より

料理事例のレシピは、山下敦司シェフ「タルト・プロヴァンサル」、山本誠シェフ「フォカッチャ3種」、秋元さくらシェフ「イサキのポアレ」、ジョン・キョンファ先生「チャプチェ」、飯田徹也シェフ「ひき肉の味噌炒め」、髙橋有希シェフ「夏野菜の焼き浸しなどをご参考ください。