1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

アンチエイジングに効果

春分の初候_「雀始巣/すずめはじめてすくう」この時候に「桜海老/さくらえび」をいただきます。

雀始巣_3月21日から3月25日

雀始巣(すずめはじめてすくう)_雀が枯れ草や毛を集めて、瓦や軒下などに巣を作り始める頃です。

この3月頃から8月にかけて雀は繁殖期を迎え子を産みますので、〝雀〟と〝雀の子〟は春の季語です。
小林一茶の
雀の子そこのけそこのけ御馬が通る
我と来て遊べや親のない雀
このふたつの句は俳句に馴染みのない方でも、一度は聞いたことのあるものです。

雀は、私たちの普段の生活の中にいる馴染み深い小さな鳥ですが、近年はその数が減少し、以前の5分の1から10分の1程度にまで減っているという調査もあります。

桜海老_カルシウムは牛乳の6倍

サクラエビ科。全長4cmから5cm。半透明で、散在する色素で淡紅色に見えるので桜海老の名に。元来は深海性で、暗夜に海面近くまで浮上するところを穫る。駿河湾、相模湾に多く、干すと鮮やかな桜色になる。薬膳では、生のえびも干しえびも同じ効果があるとされ、体を温めてスタミナをつける強壮効果や腎の働きを整えて気力・体力が増進するとされる。

【旬の時期】年2回春漁と秋漁があり、春漁は3月中旬~6月初旬、秋漁は10月下旬~12月下旬で、 それ以外の時期は桜えび保護のために休漁。

【産地】漁業営業許可は静岡県のみのため、国内の水揚げは全て駿河湾に限られる。近年、台湾産の輸入も増えている。

【栄養】たんぱく質・カルシウム・アスタキサンチン・タウリン・キチンキトサン・ビタミンA・ビタミンB群・葉酸・鉄・亜鉛を含み、高たんぱく質低脂肪な食材である。特にカルシウムは、牛乳と比較して6倍も含まれる。

以上、野﨑洋光『料理上手になる食材の基本/世界文化社』より

料理事例のレシピは、髙橋有希料理長「桜海老のすり流し」鈴木珠美シェフ「ライスペーパーピザ」、音羽創シェフ「クラフティ・サレ」、小薇シェフ「空豆のテリーヌ桜海老添え」、田村涼介シェフ「野菜と桜海老の焼きサラダ仕立て」、飯田徹也シェフ「春野菜炒め」などをご参考ください。