小満_令和8年5月21日から令和8年6月5日まで
木(こ)の葉採り月
この時候は旧暦の四月にあたりますが、四月は〝木の葉採り月〟という別名でも呼ばれていました。
この場合の木の葉は〝桑の葉〟のことで、蚕の餌である桑の葉を採り始める頃。つまり、養蚕の作業の準備に入るという意味です。
小満の初候が「蚕起きて桑を食う」と、この季節を表しています。
日本における養蚕の歴史は古く、中国の『魏志倭人伝』に二・三世紀の日本で養蚕が行われていたという記述があり、古く邪馬台国の時代からの歴史があることがわかります。
また稲作と養蚕は深い関係にあり、農家では稲作の作業の少ない農閑期に養蚕を行なっていました。
稲作農家は、ほぼ養蚕農家とイコールでした。
その名残は白川郷や五箇山の合掌造りに残ります。
独特の三角形の屋根の二階三階部分は蚕棚として使われていたものです。
そんな日本の養蚕農家も現在はわずか110軒ほどとなり、日本産の蚕から作られた「純粋な絹の着物」は、ごくごくわずかとなってしましました。
今回の特集は、日本料理特集「和食の辛味 唐辛子」とシェフの知恵は「蚕起桑食 アロエベラ編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹

