野﨑洋光
タラとチーズの相性抜群!見た目も鮮やかな一品です
口伝
たらチーズ焼き
鱈(たら)は淡白ですので、チーズでコクをつけたお料理です。
たらを焼く
はじめに塩をして、そのあとでコクを加えます。
「たら」は、塩だらではなくて生のたらに塩を振った方が、より美味しく召し上がれます。
「生だら」の両面に塩をして20分置いて、余分な水分や臭みを取ります。
水洗いをして水分を拭き取ってから焼きます。
「胡椒」を振りながら両面を焼きます。
スライスチーズ(溶けるタイプ)を、たらの大きさに合わせて切ってのせて、焼きます。
チーズが溶けてきたところに「卵の黄身」を塗ります。
「黄身」を塗るのは、見栄えを良く美しくするのと、溶けたチーズが流れ落ちないようにするためです。
「たら」「チーズ」を焼くのは、オーブン、魚焼きグリル、オーブントースターいずれでも構いません。
「チーズ」が溶けてきましたら、といた「黄身」を「たら」の上の「チーズ」に塗ります。
これを塗っては乾かし、塗っては乾かしを2回から3回繰り返しますと、綺麗なツヤが出ます。
表面を乾かす程度に温めながら「黄身」を塗りますと、透明感のある仕上がりになります。
完全に火が入ってしまうと硬くなってしまいますので、漆を塗るような気持ちで透明感を維持するように温めてください。
美しい黄色は黄金色ですから、縁起を担いで日本食ではよく使います。
また、季節によって「黄金焼き」「菜種焼き」「山吹焼き」のように、その名前を変えます。
今回はチーズ焼きですが「黄金焼き」とも呼べます。
おめでたい、お正月料理にも使うことができます。
淡白なたらと、コクのあるチーズを合わせて焼きました〈たらチーズ焼き〉別名〈たら黄金焼き〉でございます。
材料〈2人前〉
材料 |
生たら 50g×4切れ/塩 適量/こしょう 少々/スライスチーズ(溶けるタイプ) 2枚/卵黄 2個分 |
作り方
① たらに塩を振って10~20分おく。水洗いして水気をペーパータオルで押さえ、こしょうを振る。
② スライスチーズはたらの形に合わせて半分に切る。
③ ①のたらを焼き網または魚焼きグリルで両面焼き、②のチーズを乗せてさっと溶かす。
④ たらが熱いうちに溶きほぐした卵黄を刷毛で塗り、卵黄が自然に乾いたら再度卵黄を塗り、これをもう一度繰り返して照りを出す。
◆たらに中まで味を入れるために、塩を振ったらしばらくおく。
◆卵黄には予熱で火が通る。
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