「よだれ鷄」
飯田徹也
腹持ちがよくスープのようにサラッとして食べやすい香港の朝がゆ
口伝
香港式お粥
香港の朝ごはんでよく食べられるポピュラーな「お粥」をご紹介しようと思います。
腹持ちもよくスープのようにさらっとして食べられますので、朝ごはんにもってこいの一品だと思います。
香港「中華粥」の特徴として米を油で漬け込んで作ります。
米の処理
「洗った米」をボウルに入れ、そこに「油」をヒタヒタになるまで入れて2時間から3時間漬け込みます。
これで「米」の処理は終わりです。
お粥を炊く
沸騰したお湯に、旨味とコクを出すために「干し貝柱」を入れます。
「干し貝柱」がない場合は缶詰の帆立貝の水煮などで代用してください。
油に漬け込んだ「米」を油ごと鍋に入れます。
「米」を入れますと温度が下がりますので、強火のまま「米」全体が踊り出すようになるまで強火で炊きます。
「米」が踊りだしましたら、中火よりやや強めの火加減で約30分、お米に花が咲く(でんぷん質が出て、とろみがついた状態)まで炊きます。
仕上げ
鍋に「中華スープ」を入れます。
「中華スープ」は、市販の〝鶏がらスープの素〟などで作られても結構です。
ここに炊いた「お粥」を入れ、「塩」と「砂糖」を入れて味を調整します。
「干し貝柱」から旨味が出ていますので、整える程度で大丈夫です。
ここに「太白ごま油」を入れてから器に盛りつけます。
「ごま油」はお好みでお使いください。
体に優しい〈香港式お粥〉ができました。
材料〈2人前〉
材料 |
米 100g/油 70ml/水 1.2リットル/干貝柱 10g/中華スープ 適量/塩 少々/砂糖 少々/太白ごま油 お好みの量 |
作り方
【下準備】
・米は洗って水気を切っておく。
① 米がひたひたになるくらいの油を入れ、2~3時間漬けこむ。
② 沸騰したお湯に干し貝柱を入れ、①の米を入れ中火より少し強火で約30~40分炊く。
③ 鍋に中華スープと②を入れ、塩と砂糖で味を整える。仕上げに太白ごま油を入れて完成。
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