「キッチン」
鈴木珠美
ベトナム料理「キッチン」人気メニューのレシピを公開
口伝
混ぜ混ぜごはん
この「混ぜ混ぜごはん」は、私のオリジナル料理で、お店でも人気のメニューです。
飯にたっぷりの葉野菜が入るのがポイントで、ひき肉のそぼろにグリーンカレーペーストを加えて辛味と旨味をつけ、食感にピーナッツを足しました。
混ぜれば混ぜるほどおいしくなります。
ひき肉そぼろを作る
フライパンに「油」と「ニンニクのみじん切り」を入れて、香りが出てくるまで炒めてください。
「豚ひき肉」は赤身ではなく脂身が多めのものを使ってください。
「ニンニク」の香りが出ましたら「豚ひき肉」を加えます。
「豚ひき肉」が固まりなくパラパラになるように炒めます。
「豚ひき肉」が炒まりましたら、いったん火を止めて「グリーンカレーペースト※」「砂糖」「シーズニングソース/東南アジアの大豆から作った醤油」「ニョクマム」「ブラックペッパー」を入れます。特にベトナム南部では「ブラックペッパー」がよく使われます。辛い「グリーンカレーペースト」にさらに「ブラックペッパー」を加えて、辛味をプラスします。
※辛いのが苦手な方は、カレー粉やイエローカレーペーストをお使いください。
再び火をつけて「豚ひき肉」全体に味が馴染むように炒めましたら「ひき肉そぼろ」の出来上がりです。
この「そぼろ」は、たくさん作り置きをして、ソーメンの麺と葉野菜で和えても美味しく召し上がれます。
葉野菜の下処理
「三つ葉」を食べやすい大きさ1cm幅に切り、「かいわれ」は根本を落として半分に切ります。
「グリーンカール」を千切りにして、「万能ネギ」を小口切りにします。
本日はこの4種類の緑の綺麗な葉野菜を使いますが、「水菜」「香菜」などをお使いいただいても美味しく召し上がれます。
盛り付け
固めに炊いた「白飯」を大きめに鉢のような器に守り、適量の「シーズニングソース」をふり、たっぷりの「ひき肉そぼろ」を乗せます。
周りに「葉野菜/三つ葉、かいわれ、万能ネギ、グリーンカール」を盛り付けます。
中央に「無塩のローストピーナッツ/松の実やアーモンドでも可」を乗せれば出来上がりです。
スパイシーなそぼろとたっぷりの葉野菜でいただく〈混ぜ混ぜごはん〉です。
よく混ぜてお召し上がりください。
※混ぜれば混ぜるほど美味しくなりますので、食べる直前にビビンバのような要領で混ぜて、茶碗によそおっていただきます。
材料〈2人前〉
材料 |
豚ひき肉 100g/にんにくのみじん切り 大さじ1/2/サラダ油 大さじ1/2 |
豚そぼろの味付け |
グリーンカレーペースト 小さじ1/2/砂糖 小さじ1/2/シーズニングソース* 小さじ1/ヌクマム 小さじ1/粗びき黒こしょう 少々 |
〈B〉 |
三つ葉 1/4束/貝割れ菜 1/4パック/グリーンカール 小1枚/万能ねぎ 5本/温かいご飯 約180g/シーズニングソース 少々/無塩ローストピーナッツ 大さじ1 |
※シーズニングソース・・・東南アジアの大豆から作ったしょうゆ
作り方
① フライパンに油大さじ1/2を熱してにんにくを炒め、香りが出たらひき肉を加えてよく炒め、パラパラになったら一旦火を止め、豚そぼろの味付けの調味料を加える。再び火をつけ全体に味が馴染むまで炒める。
② 三つ葉は1~2cmくらいの長さに切る。
貝割れ菜は根元を落として長さを半分にする。
グリーンカールはせん切りに、万能ねぎは小口切りにする。
③ 器にご飯を盛ってシーズニングソースをふり、豚そぼろを中央に、②の野菜をまわりにのせ、ピーナッツ(砕いたもの)をふる。
④ 食べる直前によく混ぜてから食べる。
◆野菜は3cm長さに切った水菜や香菜、せん切りにしたきゅうりやレタスを使ってもおいしくできます。
◆ご飯はかために炊いたものをおよそどんぶり1杯分使用します。
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