野﨑洋光
筍黄味がしっとりした卵が絶品!たっぷりのお野菜と共に
口伝
卵サラダ
卵のサラダを作りますが、美味しい卵の茹で方というものをご紹介します。
卵を茹でる
「卵」をゆで卵にしてしまいますと固過ぎてボソボソしてしまいますので、沸騰したお湯の中で7分茹でて〝7分たまご〟を作ります。
7分経ちましたら「卵」を氷水にとって殻を剥きます。
7分茹でると黄身がちょっと固まったくらいに茹で上がり、口の中でタレと絡みます。
「卵」の茹で時間が5分ですと黄身はトロトロに、12分経つと黄身は固まります。
7分はちょうどその中間となり、美味しさの彩りとなります。
温泉卵は黄身が固まって白身はトロトロして食べやすくて美味しいものですが、これを作るには65度の湯で20分茹でるという手間がかかります。
卵を茹でる
「カシューナッツ」をフライパンで乾煎りします。
「カシューナッツ」がない方は、ゴマでもクルミでもご家庭にあるものをお使いになるとタレにコクが出て美味しくなります。
本日使う調味料は「醤油「酢」「ごま油」「黒砂糖」です。
「酢」はそのまま使うと、鼻にツンときて舌に酸っぱさが漂いますので、一度これを煮切って使います。
「酢」はそのまま使うと美味しくないので煮切るということを覚えておいてください。
鍋やフライパンに火にかけたり電子レンジにかけて一煮立ちさせます。
乾煎りした「カシューナッツ」をフードプロセッサーで撹拌して粗めに砕きます。
「醤油」「煮切った酢」「黒砂糖」とタレをまろやかにする「ごま油」を加えてさらに撹拌します。
タレは完全なペースト状にしないで、「カシューナッツ」の粒々が残るくらいに撹拌しますと味の絡みが良くなります。
野菜を切る
「きゅうり」を適当な大きさの乱切りや斜め切りにします。
「ねぎ」は半分に切ってから芯を抜いて食べやすい大きさにカットします。
「みょうが」を4分の1に切ります。
「セロリ」は大きめにカットします。
このサラダは「カシューナッツ」のタレと「茹でた卵」があればほとんど完成ですから、野菜は季節の野菜をお好みでお使いください。
「野菜類」は「トマト」を加え、さっと湯通しをして水に取ります。
湯通しは火を入れるわけではなくて野菜の発色を美しくして出来上がりを綺麗にします。
生野菜は生のまま食べるよりも、さっと湯通しすることで口当たりがまろやかになります。
「トマト」は皮を湯むきします。
湯通しした「野菜類」は水気を切って器に盛り、「カシューナッツのタレ」をかけます。
タレは冷蔵庫に入れておけば1ヶ月は保ちますので、多めにお作りになればよろしいかと思います。
カシューナッツの健康的なタレでお子様にも喜ばれる〈卵のサラダ〉完成です。
材料〈2人前〉
材料 |
卵 2個/きゅうり 1本/茗荷 2個/セロリ 1本/トマト 1/2個/長ネギ 10cm×2/カシューナッツ 30g |
〈A〉 |
酢 大さじ1/醤油 大さじ2/ごま油 小さじ1/黒砂糖(粉) 15g |
作り方
※卵は調理30分前に冷蔵庫から出しておく
① 鍋に湯を沸かし、中火で卵を7分間茹でる。冷水にとり、殻をむいて縦に4つに切る。
② フライパンにカシューナッツを入れて中火にかけ、空煎りする。
③ <A>の酢は電子レンジ(600w)に25秒間ほどかけて煮立たせ、粗熱をとる。
④ カシューナッツを、フードプロセッサーで粗く砕く。その中に<A>を加えナッツの粒が少し残るくらいに混ぜる。
⑤ きゅうりは乱切りにし、長ネギは芯を取り食べやすい大きさに切り、茗荷は1/4に切り、セロリは大ぶりに切る。材料の野菜はさっと湯通しし冷水に取りザルにあげる。トマトは皮を剥き、食べやすい大きさに切る。
⑥ 卵を氷水にとる。卵は殻を剥き4等分に切る。
⑦ 器に野菜と卵を盛り付け、④をかけ完成。
料理塾