お手軽簡単にレストランの味を
口伝
海老とブロッコリーのアヒージョ
「アヒージョ」は、すごく簡単な料理なのですが、お店で食べるというイメージが強いかと思います。
「アヒージョ」というのは、スペイン語で『細かなニンニク』という意味で、小さく刻んだ「にんにく」を香り良く素材と一緒に食べる熱々の料理です。
バーベキューにアルミホイルに包んで炭火で焼くなど、ご家庭の料理のアイテムに日常的に取り入れていただくと楽しい一品となると思います。
本日はオーソドックスに「エビ」と「ブロッコリー」をあわせた「アヒージョ」をご紹介します。
「オリーブオイル」だけで「にんにく」を加熱して香りを楽しむ一皿ですが、旨味が欲しいので「ベーコン」と隠し味に「ナンプラー/魚醤」を入れます。
ベトナムで云われる〝ヌクマム〟や〝しょっつる〟〝醤油〟でも対応できますので、ご家庭にある旨味の強い液体調味料を少し入れると美味しく仕上がります。
アヒージョを作る
鉄鍋や耐熱皿など耐熱の容器に、分量外の「オリーブオイル」を入れて火にかけて熱々に温めます。
フライパンに「オリーブオイル」をたっぷり入れ温めます。
「オリーブオイル」は、数々ある油の中でも唯一果実の実から採られる油ですから、とても体に良いものです。
「えび」の旨味が移った「オリーブオイル」をパンに付けて「アヒージョ」と一緒に食べても美味しいですし、この「オリーブオイル」をとっておいて、炒め物に使われても「えび」や「にんにく」の香りがする美味しい料理となりますので、こういう活用も踏まえて、是非たっぷりの「オリーブオイル」で「アヒージョ」を作るようにしてください。
「オリーブオイル」をしっかり加熱したら「ベーコン」を入れて強火で色付くまで炒めます。
あまりにもバチバチと跳ねるようでしたら、火を少し弱めます。
「ベーコン」は、糖分を含んでいて焦げやすいので、焦げがつかないように火加減に注意してください。
「ベーコン」の香りが立ってきましたら、軽く「塩」をした「エビ/ブラックタイガー※」を入れ、色付くまで炒めます。
※エビは、背ワタを取って殻を剥き、尾の部分の殻は残します。また尾の先端部分には水分を含み汚れがついていますので、包丁で切り落とします。
「エビ」が色付いたら「ブロッコリー」を入れて火が入りましたら、細かく刻んだ「にんにく」をたっぷり入れます。
「にんにく」は最初から入れておくと焦げてしまうことがありますので、調理の後半に入れるようにします。
「にんにく」が色づく少し手前で「ナンプラー」と「ドライバジル/パクチーでも、加えなくても可」を加えます。
ここで、フライパンから熱していた耐熱容器に料理を移します。
今回の場合はエビですが、熱した耐熱容器の「オリーブオイル」に移る甲殻類の旨味と香りが「アヒージョ」の特徴です。
最後に「パセリ」や「黒こしょう」をふります。
手軽で簡単ジワッと美味しい〈エビとブロッコリーのアヒージョ〉ぜひお試しください。
材料〈2人前〉
材料 |
エビ(ブラックタイガー) 8尾/ベーコンブロック 30g/ブロッコリー 1株/ニンニク(みじん切り) 1かけ/オリーブ油 50ml/ドライバジル 少々/ナンプラー 少々 |
※ナンプラーはしょう油を使っても可能です。
作り方
① エビの背ワタを取り、尾を残して殻をむく。ベーコンを5㎜幅に切る。
② 耐熱容器に薄くオリーブ油(分量外)を敷き、火にかけて温めておく。
③ フライパンにベーコンとオリーブ油を入れ、火にかける。ベーコンのいい香りがたち、オイルが温まったら、塩コショウをしたエビを入れ、弱火にする。
④ エビに7割ほど火が入ったら、ブロッコリーを入れる。
⑤ ブロッコリーに火が入ったら、ニンニクを入れる。ニンニクが色づいてきたら、ナンプラーとドライバジルを入れ、①の容器に入れる
料理塾