「よだれ鷄」
飯田徹也
ココナッツとカレーの風味を楽しむグラタンです
口伝
マカオ風グラタン
マカオ風料理というのは、香港の下にあるマカオという小さな国で作られるタイ、インドネシア、マレーシア、広東料理という料理が混ざった多国籍な料理です。
本日の「マカオ風グラタン」は、ココナッツミルクやカレー粉の入った少しスパイシーなグラタンです。
ベシャメルソースを作る
「カレー粉」と「小麦粉」を鍋に入れて乾煎りします。
乾煎りすることによって香りが出て粉臭さがか無くなります。
香りが上がってきましたら「無塩バター」を入れてしっかり馴染ませます。
混ぜ合わさりましたら、「牛乳」をダマにならないように弱火で少しずつ入れて伸ばします。
この時「牛乳」を常温に戻しておくと混ぜやすくなります。
丁寧に伸ばして馴染んできましたら、ある程度「牛乳」を一気に入れてさらに伸ばします。
次に「ココナッツミルク」「塩」「グラニュー糖」を加えて少し煮詰めてとろみをつけます。
火加減は中火で煮ますが鍋底に当たり(焦げ)やすいので、下からすくうようにして混ぜ合わせます。
とろみがつけばボウルに取り出します。これでベシャメルソースの出来上がりです。
グラタン生地を作る
鍋に「無塩バター」を入れ、みじん切りにした「玉ねぎ」「マッシュルーム」を中火でじっくり炒めます。
しんなりしましたら「ホタテ」を入れて軽くソテーして、先ほどの「ベシャメルソース」を加えて絡ませます。
グラタンを焼く
ホタテの殻に「グラタン生地」をのせますが、ホタテの殻が安定するようにアルミホイルでリング(輪)を作ってその上に殻を乗せます。
貝殻を使う料理の際はこの方法で貝殻を安定させます。
「ホタテ」の貝殻に「グラタン生地」をたっぷり入れて、上から「ココナッツパウダー」をかけてさらにココナッツの香りをつけます。
「ココナッツパウダー」がなければ「パン粉」でも結構です。
200度のオーブンに5分から6分焼いて焼き色がつくまで焼けば出来上がりです。
マカオの味をお楽しみください〈マカオ風グラタン〉完成です。
材料〈4人前〉
材料 |
殻つきほたて 4枚/玉ねぎ(みじん切り) 小1/ 2個/マッシュルーム (みじん切り) 5から6個/小麦粉 大さじ3/カレー粉 大さじl/バター(無塩) 50g/ココナッツミルク 120g/牛乳 300 ml/塩 小さじ1/グラニュー糖 小さじ2/ココナッッパウダー 適量/ベビーリーフ 適星 |
作り方
【下準備】
・殻つきほたては殻からはずし、ひもなどを除き貝柱だけにする。
① ホタテの貝柱は半分に切る。
② 鍋に小麦粉、カレー粉を入れ、粉臭さをなくすように弱火で炒める。香りが出てきたらバターを加え、全体にバターが回ったら、牛乳を少しずつ加え、だまにならないようにのばしていく。ココナッツミルクを加え、塩、グラニュー糖を入れとろみがつくまで煮る。
③ フライパンにバター(分量外)少々を入れ中火で玉ねぎ、マッシュルームを炒め香りが出てきたら、①のホタテを入れソテーし、②のベシャメルソースを入れからめる。
④ ホタテの殻に③をいれココナッツパウダーをかけ200℃のオーブンで5~6分表面に焼き色がつくまで焼く。
⑤ 器にベビーリーフをしき④をのせる。
◆ベシャメルソースを作るときは牛乳は常温にしておき、弱火で少しずつのばしていく。
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