白露_令和8年9月7日から令和8年9月22日まで
鶏頭
秋の季語に「鶏頭(けいとう)」があります。
鶏頭の名の由来は、雄鶏の鶏冠(とさか)のような真っ赤な花を咲かせる様からですが、花というよりも赤い塊が茎の上に乗っています。
鶏頭を詠った句では正岡子規の「鶏頭の 十四五本も ありぬべし」が有名ですが、あまりにもシンプルなこの句はの発表当初の評価は低いものでした。
後年、斎藤茂吉などがこの句を評価して、子規晩年の名作となりました。
しかし、これに反論する人もいて句の評価を巡っては「鶏頭論争」なるものも起こりました。
簡素な表現ゆえに名作となり、論争も巻き起こる。
何事も人の評価は定まりません。

