小暑_令和3年7月7日から7月21日まで
日脚が詰まる
小暑—旧暦ではそろそろ梅雨が明け夏が本格化した頃ですが、新暦となった現代の気候は、まだまだ梅雨が明けずに湿度と気温ばかりが上がります。
この時期〝日脚が詰まる〟という言葉を使いますが、〝日脚〟とは昼の長さ、〝詰まる〟は短くなるですから、昼間が短くなるという意味です。
夏至を過ぎたのですから、昼間がどんどん短くなるのは道理ですが、少し気が早すぎるように思えます。
これが、日本人の季節を愛でる〝惜しむ〟という心なのでしょうか。
七夕のこの時期、まだ開けぬ梅雨空のため〝天の川〟が綺麗に見えることが少なくて残念です。
天の川が出ないと、牽牛と織姫の逢瀬がなくなってしまいそうですが、その時は鵲(かささぎ)が二人を乗せて運んできますので、心配無用です。
今年の七夕は鵲の出番がないと良いのですが—
今回の特集は、イタリア料理特集「マンマの煮込み」とシェフの知恵「半夏生/ギアラ編 」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹