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スタミナみそ汁


「分とく山」
野﨑洋光

先人の知恵の詰まった伝統の味

口伝

スタミナみそ汁

スタミナみそ汁というと肉が山ほど入ったものなどを想像してしまいますが、簡単に作れるみそ汁です。

みそ汁を作る

鍋に出汁ではなく「水」を入れ、「煮干し」を入れて直接仕上げる「追い出し」という方法をとります。


「煮干し」は頭とハラワタを取りますが、違和感のない方は別に取らなくてもそのままで大丈夫です。
ただ「煮干し」は、開いた方が出汁が出やすく旨味が出ます。
本日、みそ汁の具には「油揚げ」「豆腐」「納豆」「車麩」を使います。
大豆は〈畑の肉〉と呼ばれますが、今回の具材の「味噌」「豆腐」「納豆」「油揚げ」の原料はみな大豆です。
また、「麩」はタンパク質の塊ですので、このみそ汁のほとんどの栄養素がプロティンです。
さらに「水」が沸騰してきたら「味噌」を溶くだけで旨味のあるみそ汁ができるののです。
鍋の「水」「煮干し」に短冊に切った「油揚げ」を入れて、「車麩」を崩しながら、「豆腐」を手でちぎりながら入れて煮込みます。さらに「分葱」を加えて煮て、最後に「納豆」を加えて煮ます。
「納豆」が苦手な方は入れなくても大丈夫です。


「豆腐」を手で崩しながら入れるのは、断面の面積が増えて味が染み込みやすく、また、「豆腐」の本来の風味と美味しさをより良く感じるためで〈けんちん汁〉などを作る場合も手でちぎって入れてください。


また、よく「味噌」は最後に入れるなどと言いますが、実は、みそ汁は煮込んでも美味しいのです。
茶懐石や料理屋で風合いを生かして作る場合などでは「味噌」を最後に入れたりしますが、家庭料理の場合はあまり難しく考えないで自由に作ってください。
「味噌」を水に溶くだけで作る〈みそ汁〉、これが本来の家庭の〈みそ汁〉だったはずです。
料理屋のような具の少ない〈みそ汁〉には旨味を出すために出汁が必要となりますが、具沢山で作る家庭の〈みそ汁〉には本来出汁は必要ないのです。
我々日本人の先人たちが作った発酵食品としての「味噌」は世界に誇れるものです。
また、鰹と昆布の出汁をわざわざ取るという文化は、本来日本の家庭料理にはありませんでした、戦後昭和35年以降に作られたものです。
今、盛んに各メーカーが出汁を販売していますが、これは本来の日本食の文化が失われてしまった証拠です。
出汁として入れた「煮干し」もカルシウムの補給となりますので、そのままいただきます。
具沢山の味噌汁は、世界に類を見ないバランスの整った食品で健康の素です。
この〈みそ汁〉自体が、スタミナ食そのものです。

味噌汁が煮えたら、お椀に盛っていただきます。

世界最強の〈スタミナみそ汁〉の完成です。

  材料〈2人前〉

 材料 水 400cc/味噌 30g/煮干し 3本木綿豆腐 1/2丁/油揚げ 1/2枚/車麩 1枚/納豆 50g/分葱 2本


作り方

【下準備】
① 鍋に水と煮干し(頭とはらわたを取り、開いたもの)を入れて火にかける。
② ①に油揚げ、食べやすい大きさにした車麩、手でちぎった豆腐を入れる。
③ 味噌を溶いて加える。
④ ③に3㎝の長さに切った分葱を入れ、最後に納豆を加えて、ひと煮立ちさせ、椀に盛る。

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