立秋_令和4年8月7日から令和4年8月22日まで
白桃の日
立秋_夏真っ盛りですが、暦は秋となります。仙台の七夕祭り(乞巧節)や西日本のお盆(盂蘭盆会)など場所によって旧暦と新暦の年中行事の交差する時期でもあります。
8月9日と10日は〈八(は)九(く)十(とう)〉の語呂合わせから、白桃(はくとう)の日とされています。
桃は7月から9月が食べごろですが、この時期、冷たく冷やした白桃は、ジューシーな甘さが蒸し暑さをひととき忘れさせてくれます。
日本や中国では、古より桃には邪気を祓い、不老長寿を与える霊力のある植物・果物の〝仙果〟として親しまれてきました。
『西遊記』の孫悟空が盗み食いをしたのも不老不死の仙桃です。
また、桃から生まれた「桃太郎」も桃の霊力を表わした物語でしょう。
「桃の節句」も旧暦の3月3日が桃の花が開花する時期であることからその名で呼ばれました。
桃の皮を剥くときは、まずスプーンなどの柄で軽く桃の表面をなぞってから切ると、ツルンと綺麗に剥けると白桃の名産地・岡山の友人に教わりました。
ぜひ、お試しあれ!
今回の特集は、イタリア料理特集「濱崎泰輔 夏の一皿」とシェフの知恵は「大雨時行 大蒜(にんにく)編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹