1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

啓蟄

啓蟄_令和5年3月6日から令和5年3月20日まで

菫の花咲く頃

啓蟄_冬の間、地中に眠っていた生命力が地上に顔を出す季節です。

この季節に、道端で春を告げるように咲く野草が〝菫/すみれ〟です。菫は野の花でありながら清楚な印象を与える姿で、その名も菫色と呼ばれる深い紫は春の訪れを告げるに相応しい色です。

その濃い紫の花は一見可憐なように見えますが、寒暖に関係なく日本各地、北海道から屋久島にまで咲く姿を見ることができる丈夫な花です。

また、二本の茎を絡めて引っ張り合って勝負するという子供の遊びに使われたため〝相撲取花〟という、その姿からは想像できない異名もあります。

春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野をなつかしみ 一夜寝にける—山部赤人
〈春の野に菫を摘みに来たが、あまりの心地よさについひと夜を過ごしてしまった〉
と、『万葉集』にあり。古より日本人に愛でられていたことがわかります。

今回の特集はアスパラガス特集アスパラガスを食す」とシェフの知恵は「蟄虫戸啓 アスパラガス編」です。

『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹