「慈華」
田村亮介
栄養とボリューム満点に仕上げました。
口伝
具だくさんの春雨スープ
中華スープ「清湯/チンタン※」を使いまして、季節の野菜と春雨でボリュームのある「具だくさんの春雨スープ」を作りたいと思います。
※清湯/チンタンの作り方はこちらをご覧ください
具材の処理
「キャベツ」を1cm幅の細切りにします。
「玉ねぎ」は繊維に沿って8mmほどの細切りにします。
「にんじん」は皮を剥いて5mm幅の細切りにします。
「スナップえんどう」は筋を取り除いて、両端に切り目を入れます。切り目は入れなくても構いませんが、仕上がりの見た目が綺麗になります。
「ミニトマト」はヘタをとって横半分に切ります。
スープを作る
鍋に「清湯」を入れて火にかけ、水で戻した「春雨」「キャベツ」「玉ねぎ」「にんじん」を入れます。
強火で温度を上げて沸騰させますが、沸騰させた「清湯」に「具材」を入れるよりも、「具材」を入れてからゆっくり温度を上げて沸騰させたほうが、野菜の味が出やすいです。
沸騰しましたら火加減を中火に落とし、「清湯をとった後のひき肉※」を加えます。
※清湯をとった後のひき肉は、こちらをご覧ください。
野菜やひき肉の旨味をスープの中にゆっくりと出すイメージで、ゆっくり煮ていきます。
強火にすると「スープ」が濁ってしまい、味も濁ってしまいます。
中火で濁らないようにコトコト煮ます。
全体的に野菜がしんなりしたところで、「スナップエンドウ」を入れ「塩」「醤油」で味を整えますが、この調味はあくまでも旨味を上げるために整えるものです。
仕上げに「ミニトマト」を入れ余熱で火を入れます。
鍋から器に盛り付けます。
余りがちな野菜を美味しいスープでたっぷりお召し上がりください〈具だくさんの春雨スープ〉できました。
材料〈2人から3人前〉
材料 |
キャベッ 20g/玉ねぎ 60g |
※1清湯 (チンタン)は、なければ鶏ガラスープや市販の中華スープで代用可。市販の場合は塩分を控える。
※2生の鶏ひき肉、または豚ひき肉で代用可。
作り方
① キャベツは幅1㎝の細切りにする。玉ねぎは繊維に沿って8mmほどの薄切りにする。にんじんは薄切りにし、幅5mmの細切りにする。スナップえんどうは筋を取り除き、両端を少し落とす。ミニトマトは横半分に切る。
② 緑豆春雨はぬるま湯でもどし、水気をきってから適当な長さに切る。
③ 鍋に清湯を入れて強火にかけ、②と①のキャベツ、玉ねぎ、にんじんを入れる。沸騰したら中火にし、清湯をとった後のひき肉を加える。
④ 野菜がしんなりとしてきたら、スナップえんどうを入れる。塩としょうゆで味を調え、ミニトマトを加えたら火を止める。
◆野菜を加熱する際は、沸騰してからは強火で煮立てず、中火でゆっくり煮て野菜の味わいを引 き出す。煮立てると汁が濁 り、味わいも濁ってしまう。
◆ミニトマトは余熱で火を通すと、ちょうどよい加減になる。
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