1. アンチョビを効かせて

  2. クレソンを添えて

  3. フレンチで春野菜

  4. 野﨑洋光続 熱燗の肴

  5. 春中華

  6. 白菜使い

  7. 古賀純二のソース

  8. 基本の出汁野﨑洋光

  9. 雑煮 三題

  10. 江戸のおせち壱山﨑美香

  11. 江戸のおせち弐山﨑美香

  12. 濱崎泰輔マンマのトマトソース

  1. 霜止出苗 アンチョビ編

  2. 鴻雁北 蕨編

  3. 雀始巣 浅葱編

  4. 土脈潤起 鱵編

  5. 桃始笑 独活編

  6. 東風凍解 小松菜編

  7. 款冬華 カリフラワー編

  8. 芹乃栄 白子編

  9. 鱖魚群 青梗菜編

  10. 閉塞冬成 ローズマリー編

  11. 金盞香 水菜編

  12. 楓蔦黄 キャベツ編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

大寒

大寒_令和4年1月20日から令和4年2月3日まで

蕗の薹

大寒_寒さは厳しさを増しますが、日が次第に長くなる〝春隣り〟でもあります。

厳しい冬の間地中で活力を養い、雪解けとともに土の上にいち早く顔を覗かせるのが「蕗の薹」です。
蕗の花の蕾であるため、開花のための滋養をいっぱい蓄えていて、蕗よりもその栄養素は高いそうです。
蕗の薹をみじん切りにして、酒と味醂と砂糖で煮立て白味噌と合わせると「蕗味噌」がでますが、これが日本酒、それも熱燗にとても相性の良い肴となります。

よく〝トウのたった〟という云い方をしますが、この場合の〝トウ〟の字は、蕗の薹の「薹」を当てます。
これは、旬が短いものの旬が過ぎ去ってしまったことを表し、主に〈花の盛りを過ぎた女性〉に用いると辞書にありました。
決して女性に対して使ってはならぬと、私の中の防衛本能が囁いています。

今回の特集は、日本料理特集「野﨑洋光 一汁三菜の壱」とシェフの知恵は「だしの取り方」です。

『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹