大暑_令和4年7月23日から令和4年8月6日まで
コンチキチン
大暑_七月の中旬に全国的に激しく降った雨も止み、本格的な夏日となりました。
本令和四年は、三年ぶりに京都の〈祇園祭〉が催されています。
ご存知のように、祇園祭の起源は、平安時代前期869年頃と言われています。
その当時、京を襲っていた疫病を鎮めるため、素戔嗚尊(スサノヲノミコト)など祇園の神様を迎えた神輿三基と66本の矛を立てて御霊会(ごりょうえ)※を行い、神々に疫病の鎮静を祈願したのが始まりとされています。
※ 御霊(みたま)を慰める祭り。八六三年平安京神泉苑で行われたのが最初で,疫病の発生する季節に盛んに催された。
〈応仁の乱〉や〈第二次大戦〉などでの中断もありましたが、その都度復興して現在まで実に千年以上ものあいだ連綿と続いてきた祭りです。
コロナという疫病を鎮めんがため〝コンチキチン〟の音が京の街中に響き、小暑でも紹介した「茅の輪伝説」由来の〈蘇民将来子孫也〉という護符が貼られた〝厄除粽〟が門前に掲げられます。
今回の特集は、フランス料理特集「古賀純二 夏の一皿」とシェフの知恵は「鷹乃学習 雲丹(うに)編」です。
『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹