1. ピリリと和食鷹の爪

  2. 秋元さくら鷹の爪がアクセント

  3. 一味と七味の香を効かせて

  4. 油揚げの味噌汁と料理

  5. 中華の落花生

  6. ベトナミーズ食感に落花生鈴木珠美

  7. パン粉色々

  8. フレンチのパン粉使い

  9. もやし沢山

  10. 目出鯛さかな

  11. もち米変化

  12. 胡麻の味Ⅱ

  1. 菖蒲華 枇杷編

  2. 蟷螂生 大豆編

  3. 紅花栄 唐辛子編

  4. 蛙始鳴 油揚げ編

  5. 葭始生 ピーカンナッツ編

  6. 玄鳥至 アーモンド編

  7. 雀始巣 ピスタチオ編

  8. 草木萌動 もやし編

  9. 桃始笑 バナナ編

  10. 黄鶯睍睆 高菜編

  11. 雪下麦出 糯(もち)米編

  12. 水沢腹堅 金柑編

  1. 料理人街

  2. 日本料理 Japanese

  3. フランス料理 French

  4. イタリア料理 Italian

  5. 中華料理 Chinese

  6. 韓国料理 Korean

  7. ベトナム料理 Vietnamese

芒種

芒種_令和7年6月5日から令和7年6月20日まで

倭の人

「芒種」の〝芒〟は「禾/のぎ」のことで、禾は稲などの穂先に生えている毛のことです。
それが稲をはじめとする麦・粟(あわ)・稗(ひえ)などの穀物全体を指す言葉となりました。
農作業の目安となる七十二候ですが、その中で、芒種は穀物の種を蒔く頃という意味となります。

中国の古書『魏志倭人伝』によれば日本の呼称は「倭/ワイ・やまと」となっています。
「倭」の文字は人偏に「委」と書きますが、白川静の『字通/平凡社』によれば「委」とは、稲魂(禾)を被って低く舞う女を表していると云います。
日本の古い呼称が、「人偏に稲魂(禾)を被っている女」であったということは、稲作と我が祖国が、いにしえより深く繋がっていたということを、思い知らされます。
今日、日本では米の供給が需要を下回ってしまい、米の価格が高騰してしまっています。
政府は備蓄米の放出で急場を凌ごうとしていますが、米作における根本的な問題はそのままで、米不足は今後続きそうです。
いにしえの「稲穂の国」は、いずこに。

今回の特集は、フランス料理特集「秋元さくら 鷹の爪がアクセント」とシェフの知恵は「蟷螂生 大豆編」です。

『シェフパートナーズ 料理塾』編輯子 秋山 徹